sims物語36 「僕はあなたを守りたい」

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何か・・・緊張する。
ただならぬ空気が部屋の前でも感じ取れる。
何故だろう

胸騒ぎ、というか
ソワソワする・・・。

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サキに借りていた話題の小説本。
これを返しにサキの部屋の前まできたけど
緊張してるから、小さく深呼吸した。

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コンコン―――――――

ノックを2回して、返事を待った。
耳を澄ましてみると
かすかに声がする。

話声、というより

すすり泣くような・・・そんな声が聞こえた。

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ガチャ!

「サキ・・・さん!?」
一瞬時が止まったようだった。

「・・・・・!・・・!!」
サキは小さく身体を丸めて、すすり泣く声が漏れないように
手で口を押さえていた。
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「・・・!!・・・うっ・・・!」

突然、タケルからの別れを告げられ、
傷心しているサキ。
その様子を見て
事情こそ分からないが、
何かサキの身に起きて
傷ついているというのは、簡単に理解した。

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「サキさん・・・あの・・・どうしたですか?」

「・・・・・・」

「僕でよければ・・・聞かせてください。何も解決はしないかもしれないけど・・・でも・・」

「・・・・・・」
サキはただ黙って聞いていた。
身体は震えている。

悲しみと怒りが、サキを震えさせていた。

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「・・・ほっといて」
「でも・・」

「いいの。ほっといて」

冷たく返す言葉ひとつひとつに
グサッときながらも、タオは引かなかった。

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「どうして何も話してくれないですか!?頼って・・ほしいのに・・」

「・・・」

「僕じゃ・・ダメですか!?」
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「・・・タオ・・・」
サキはあまりの優しいタオの言葉に驚いた。
素直に嬉しかった。

「サキさん。僕はサキさんの事・・・・・」


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どうしても、どの先は言えなかった。
サキがこんなに悲しんでいる理由は、なんとなく予想できた。
彼との間に何かあったのだろう。
言いたくても、言ってはいけない・・・そんな気がした。

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「・・・タオ、ありがとう。でも、大丈夫」
「・・・・」

「彼と・・・別れたわ」
「え・・・!?」

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「突然ね、電話で告げられて。ふふっバカだよね、捨てられるって知ってたくせに本気になったりして」
「サキさん・・・」

「本当、大丈夫・・・だから、もう・・・ね?」
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「・・わかりました。借りてた本ここ置いておきます」
「えぇ、おやすみ」

「お、おやすみなさい」
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タオは何か引っかかるが、大丈夫、と言うサキに
これ以上深く突っ込めなかった。
後ろ髪を引かれる思いで、その場を立ち去る。

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(・・・)











翌日
朝7時過ぎ

休日の朝は、静かだ。
みんな夢の中にいるからだ。

そんな中、足音立てずに
こっそり家を出るサキがいた。
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いそいそと出ていくサキの後ろ姿を
じっと見つめる青年がいた

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(・・・・)

余計なことかもしれない。

でも、どうにかしてあげたい。
あなたの悲しみを少しでも和らげてあげたいんだ。

あなたは大丈夫って言ってたけど
僕は知ってるよ

強がりでしょ?
悲しみもあったけど
あなたの身体は怒りで震えてたでしょ?

きっと行く所は決まっている。





僕はあなたの、その悲しみが消えるなら・・・
あなたの笑顔が戻るなら・・・
何でもしよう。


僕はあなたの事を・・・守りたいんだ。

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sims物語35 「終わりを告げるベル」

秋の肌寒い朝。
今日もいい天気で、寒い空気の中で太陽の温かさが優しく降り注ぐ。



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サトシの家からタクシーで帰宅したハンナは、静かに家に入って行った。
なんとなく誰かに見つかりたくはなかったのだ。

しかし、そう言う時に限って誰かに見つかってしまうものである。
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「おかえり!」

ドキッ
この声は・・・


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「朝帰り?」

「え、えぇまぁ・・」
マナカだ。

サササ・・・とハンナの近くまで行き、耳元でコソッと言った。
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「もしかして・・・市宮議員と・・・?」


ドキッ
鋭い・・・
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「や、やぁね!そんなんじゃないわよ!!」

「嘘!議員の家にいたの?」
「そんな・・わけ・・・まぁ、そうなんだけど・・・・」

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ハンナは動揺して、そそくさとリビングのソファに腰を下ろす。
その後ろを期待の眼差しでついてくるマナカ。
この手の話は大好物なのである。
それに6年、色恋沙汰のなかったハンナの、「コイバナ」に興味深々のマナカは
ハンナのそっけない態度もお構いなしである。

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「な、なによ・・」

「えへへへ・・で?」
「ちょ・・で?って何よ!!」

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「続き♪家で何があったの?」

「何もないわよ!」
「うそうそ~!イイ大人の男と女が!一つ屋根の下で一夜を共にする・・・何もないわけないじゃぁ~ん!」

「ばっか!テレビの見すぎよ!」
「え~?」
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「しこたま酔って、ベロネロになった私は道端で寝ちゃったみたいで・・・それで・・」
「それで?」

「仕方なくサトシは私を担いで・・・自分の家に・・」
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「“サトシ”だって!キャーー!!」

「うるさい!!」
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「だってだって!いつの間にそんな親密になたのぉ?!」

「別に親密になんてなってないわよ・・」
話していて段々恥ずかしくなってきた。
まるで私がサトシに片思いしてるみたいな扱い。
すっごく嫌!

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「酔った私はサトシの寝室で・・・」

「うっそ!さすがハンナ!大人!」
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「・・・あんた、何か勘違いしてない?」

「ん?♪」
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「あのねぇ!たしかにお互い酔ってて、男の部屋の寝室に入ったけど・・・」

「ヤったのか?」
突然、奥からコウジが会話に入ってきては、単刀直入に質問した。
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「!!な、ヤってないわよ!!失礼ね、突然入ってきて!」

「たまたま聞こえたんでな」
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「私はそこまで落ちぶれちゃいないわよ!」

「無駄にガードが堅いから男が寄りつかねぇんだろ?」
「・・・あんた殺されたいか?」

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「そういえばコウジくん、最近家にいないけど、仕事始めたの?」
「いや・・・ちょっと心配事があってな。人探し中だ」


「探偵にでもなったの?」
「そんなんじゃねぇけど」
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「癌で余命短いじいさんがよ、姿消しちまってな。」
「知り合いなの?」

「まぁな、ちとショッキングな事があってから行方不明だから心配でよ」
おじいさんは、あの一件以来、姿を消してしまっていた。
公園やガラクタ収集所、娘の家にも行ってみたが見つかっていなかった。

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「それは心配ね。私たちも協力するわよ」
「あぁ頼む」

「あ!病院は行ってみた?」
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「今から行ってみる」
「うん、この街だけじゃなく、隣町とかも聞いてみた方がいいわよ?」

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「ったく!心配かけやがって・・・」

ハンナたちは、心優しくて、正義感溢れるコウジが好きだ。
何事にもめげず全力を尽くす。
喧嘩もたまにするし、口は悪いし、仕事もしてないプー太郎なんだけど、
憎めない。
何気ない彼の優しさに、何度も救われた事もある。
いい奴だということは、ここの住人全員が知っている。

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「さて、と・・・ちょっくら行ってくるわ」

「見つかるといいね!」
「あぁ」
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「じゃ」
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「いってらっしゃい」

コウジはおじいさんを探しに行った。
その後ろ姿を見送ってハンナは、じゃ私も・・・、と立ち上がる。
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「寝る!おやすみ!」
「続きはまた今度ね!」

「続きなんてものはない!」
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ハンナは、また変な質問が来ないうちに逃げるように自室へと向かった。
そのハンナを見つめながら寂しげな顔をするマナカ。
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「・・・いいなぁ」









日は落ち、温かかった太陽もなく、冷たい空気だけが流れる。
澄んだ夜空には無数の星が太陽の変わりに光を灯していた。



prrrrrr・・・


prrrrrr・・・
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電話のベルが鳴り響く。
なんだか胸騒ぎがする。
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出てはいけない・・・でも出たい。
意を決して通話ボタンを押した。

prrrrガチャ・・

「はい」
『・・・俺だ』


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「タケル・・・」

『あぁ・・・久しぶり』
「うん・・・」
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『元気だったか?』

「うん・・・会いたいよ・・・」
『・・・』

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「サキ。君と出会えた事は本当に奇跡だ。君と過ごせて楽しかった」

『・・・・』
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「今日・・・息子と久しぶりにキャッチボールしたんだ」

『やめてよ・・・』
「そしたらアイツ、知らないうちに上手くなっててさ・・」
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「なんで子供の話するの・・!やめて・・」

『俺さ、やっぱり家族を・・・これ以上裏切れな・・』
「やめて!!!!!」
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「私、タケルと別れない・・・」
『サキ・・・』

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「タケルと別れるなんて・・・死んだほうがマシ・・」

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「サキ!お前・・何言ってん・・」
『本気なの。私それくらいタケルの事・・・』

「・・・」
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タケルは、動揺した。
彼女はたまに恐ろしい姿を見せてくる。

家族の話をちょっとしただけで狂ったように怒る。
他の女性と少し立ち話をしただけでもそうなる事もあった。
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自分の命より俺を愛してる。



それが、何より恐ろしかった。

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「私はあなたの為に生きてる。あなたがいないなら、意味がないわ・・」
『サキ、分かってくれ。俺が悪かった。でも命を俺なんかの為に落としたりするな』

「別れるなんて言うから・・・」
サキはこみ上げる感情をどうにもできない。
別れたくない。
あの奥さんなんかいなければ・・・
奥さんの勝ち誇った顔が勝手に頭に浮かび、
それが余計腹立たしい。
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「俺には妻と息子がいる。分かってるだろ?俺たちは最初から、そういう関係を承知の上だったじゃないか」
『違う!あなたはバーで・・・私といるときが安らぐって・・・いつか一緒になれたらって・・・言ったのに・・・』

「たしかに安らいだ。サキを少しでも愛してしまった俺が悪いんだ」
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「何よそれ!!」

『悪い・・・俺はこれ以上サキと会う気はない。今度引っ越す事になったんだ。今までありがとう』
「待って!私を捨てるの!?」
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「ごめん・・・サキ、幸せになってくれ・・・・・」
『待ってタケル!!』
ガチャ・・ツー・・・ツー・・ツー・・

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ツー・・・ツー・・・ツー・・・


「ふっ・・・うぐ・・ううぅ・・・・」
もう声はしない携帯電話を片手に
深い悲しみで、身体は震えだし
どうにかなってしまいそうだった・・・。


突然すぎる別れ。
あの日、彼は愛してると言った。
一緒にいると安らぐと言った。
彼のぬくもりは私の寂しい心を包み込んでくれる存在だった。
彼は私の全てだった・・・。


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何もなくなった。


私には何もなくなった。

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sims物語34 「その後・・・」

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ここは、不思議の国・・・
私はこの国の王女ハンナ・・・

あまりにも自由がないから、こっそり抜け出してきちゃったの☆



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こっちよ!ほら、ここよ!
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たのしいわぁ~♪
なんて自由なのかしら!

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るんばっるんばっ
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るんっ♪


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ここは素敵なお庭ね☆
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ウフフフ・・・

ウフフフフ・・・


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アッハハハハハハ・・・・








ガバッ!!!!!!!!!!!!


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「・・・・・・」


見覚えのない部屋で飛び起きたハンナは、しばらく放心状態だった。

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(なんでチャイナ服・・・・・・・・じゃなくて、ここ・・・どこ!?)



ホコリ一つないほどキレイに片付けられた部屋は、どう考えてもハンナのマンションではなかった。
ここまでキレイ好きな住人などいないからだ。
見覚えのない家具、ベッド、カーテン。
ホテル?一人で?

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(それに、この服・・・私のよね?)
着ていたパジャマは、ハンナが普段着ているものと同一のものだった。

(えっと・・・たしかサトシと飲んでたのよね・・・それから・・・それから・・・・・)

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(ああぁ!思いだせない、しこたま飲んで記憶飛ばすなんて、みっともない!)

(てことは、一人でフラフラとホテル来ちゃったの?)

と、記憶を辿ろうともがいてる間に、奥の部屋から何やらおいしそうな匂いがしてきた。


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「・・・一人じゃ・・・ない・・・?!」

緊張がハンナの身体を駆け巡る。
まさか・・・と、頭の中で一人思い浮かぶ人物が奥の部屋にいるのではないかという
恐怖で胸の鼓動は激しくなっていく。
急いで服を着替えて匂いのする部屋へ行ってみることにした。

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ガチャ・・・


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恐る恐るドアを開けると、長い廊下に出た。
ここはホテルではない、ここは・・・誰かのマンションらしい。
キッチンの前まで来て、小さく深呼吸する。

そーっと覗いてみると、そこには・・・


(やっぱりか・・・)

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市宮サトシは朝食を作っていた。

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「ん?よぅ起きたか」

シャカシャカとサラダをかき混ぜながら、あいさつをしてくる。

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「よぅじゃないわよ・・・あんた・・・私の服脱がしたの?」

「は?」
「それで自分ちに連れ込んだのね・・・?何したんだ小僧!」
ハンナは怒りが高まり、どんどん噴火寸前のように体が震えだした。
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「何もしてません」

「うそつけ!なんで私パジャマになってんのよ!このスケベ!」
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「ちょっと待てよw」
慌てて落ち着かせるサトシだが話を聞こうとしないハンナ

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「あんた身体が目当てだったのね!そりゃ私のおっぱいはEカップで魅力的だとは思うけど、それにしたって・・」
「ちょっと待てって!!!!」
話を遮るように大きめな声で止めた。

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「お前、ベロベロで覚えてないんだろうけど、スーツじゃ寝られないっつーから、お袋がうちに置いてったパジャマ渡したんだよ!自分で着たんだろうが!」
「・・・」


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「それに、ここに来たのも家を教えろって言ってんのに酔っ払って道端で爆睡したの、どこのどいつだと思ってんだ!?」
「・・・・」
ハンナはこれ以上なにも言えなかった。

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「・・・それで?おっぱいがEカップ?」

ニヤつきながらサトシがからかう顔は、何度見てもイラつく。

「うるさい!」
と、何も言わずリビングの部屋に戻って行った。

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(あのパジャマ・・・あいつの母親とお揃いって・・・!!!!!)
別の怒り(?)がこみ上げていた。

しかし、何も間違いが起きていなくてホっとしていた。
男の前で飲みすぎるなんて、なぜそんなことをしてしまたんだろう。
(反省。もうこんなに飲んだらダメね・・・)

しこたま飲んだ理由なんてすっぽり記憶は消されて、一人反省にふけっていた。


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「そういえば、引っ越したのね?」
「あぁ先月にな」

「いい家じゃない」
「まぁな」
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「今日は仕事なの?」
「午後からにする」

「・・・いいの?」
「あぁ」

そっけなく繰り返される会話。
話は続かないし、特に盛り上がったりもしないが、居心地はよく感じていた。
沈黙も別に気にならない。
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「パン焼いたから適当に食べろ」
「ありがとう」
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サトシが作ったパンを食べながら考えていた。
将来、いつか、私が結婚したら
毎日旦那と他愛のない会話をしながた朝食を食べる。
安定した幸せがある安心感。
(ここにいる相手がサトシじゃなぁ・・・サトシはどう思ってるのかしら。)

ゆっくり朝食も終え、サトシもひと段落終わったのを見て、ハンナは
「じゃ、そろそろ帰るわ」
と言い出した。
サトシも、
「あぁ」
とだけ答えた。

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「道端で寝るなよ」
なんて、またいつものニヤついた憎たらしい顔を見せながら言ってくる。
なんだか帰るのは、寂しく感じてきた。
(私も早く男見つけないとな)
と思うのだった。

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「じゃあね、お世話様でした」

「あぁ・・じゃ、あのこと、頼んだ」
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バタン

「・・・」
(“あのこと”????)




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ハンナは思いだそうとしたが、まったく出てこなかった“あのこと”。



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「ま・・・いっか♪帰って二度寝すっかなぁ~。あ!あのパジャマは封印しとかなきゃ・・・」

ブツブツと独り言を呟きながら帰るハンナだった。
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