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sims物語44 「再会」

あれから数日経っていた。
病院からは連絡のない日々を過ごしていた。
目撃談がないか、ネットで調べたり、警察に行ったりもしてみたが、
情報はなく、手を尽くしていた。
もう・・・病院からの連絡を待つのみとなっていた。

このまま姿を現せないつもりなのか?

このままじいさんの行方も分からないまま過ごしていくのか?

コウジ自身、少しイラだっていた・・・。


Screenshot-47_20120429135820.jpg
(畜生・・・じいさん・・・)

病気の進行とか、そんなの分からないが、
きっと良くない状態でいるには変わりない。
精神的にもダメージが大きいと思う

このままじっと待つのか・・・

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自分勝手にも程がある・・・
俺はこのまま気にもせず過ごしていけない
一体今、どこで何をしてる?
何を思って生きてるんだ?

・・・生きてるだろうか・・・



prrrr・・・

prrrr・・・
その時、携帯の着信が鳴る。
Screenshot-49_20120429135818.jpg
(病院!?)


Screenshot-50_20120429135817.jpg
「もしもし・・・」
『もしもし、こちらエンジェル記念病院ですが、柳場コウジ様の携帯でしょうか?』

「はい・・・まさか・・・」
『はい、今朝、運ばれてきた患者さんの名前が長居蔵之介様だったので、お探しのご老人ではないかと思いましてご連絡させていただきました・・・。あの、もしこちらの関係者の方でしたら、すぐに当院までお越しいただいた方がよろしいかと・・・』

Screenshot-51_20120429135816.jpg
「良くないって事か・・・?」
『意識は戻られましたが、大変危険な状態です・・・。食事もあまり摂られてないようで、体調も良くないです』

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「・・・・」

やはり・・・か。
コウジは予想してた通りだと思った。
生きる気力も希望もない
そのまま姿を消したって事は
もし次に会った時は・・・最悪な状態だろうと・・・
考えたくなかったが、
その通りだった・・・・

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コウジは電話を切り、急いである場所へ向かった。

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Screenshot-56_20120429142516.jpg
ブオオオオォォォ・・・・










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ドンドンドン

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(来客・・・?)


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「おい、いるんだろ!?じいさんが・・・お前の親父が危険なんだよ!!」
ドンドンドン
「・・・」

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ドンドンドン
「今から一緒に病院行くぞ!!オイ返事しろ!」
コウジはドアを強く叩く

絶対にいる。
絶対連れて行く
その想いがドアを叩く拳に集中させていた
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「・・・私には・・・」

ドンドンドン


「私には・・・もう関係ありません・・・」
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「意地張るなよ・・・!たしかに最低だったと思うけど、それは過去だ。」
「・・・」

「過去は変わらねぇが今は違うだろ?もう許してやれよ!親父は親父だろうが!!」
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「あの人とは縁を切ったの!もう関係ないのよ!」
「でも・・・まだ親父を気にかけてるんだろ?」

「そ、そんなことは・・・私は行けないのよ!!」

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「許してやるのが愛じゃねぇか・・・。許してやんねぇとじいさん浮かばれねぇじゃねぇか!!」

「・・・・!!」
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「もう時間がねぇぞ。体が衰弱してるらしいからな・・・。」

「・・・でも・・・」
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「隣街のエンジェル記念病院にいるからな・・・!必ず、来いよ・・!!」
「・・・でも・・・」

「絶対!来い!!」

コウジは何度も、何度も説得した。
すぐにでも連れ出して行きたかったが、渋るエミリに仕方なく先に行くことにした。

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「・・・!!うっ・・・!!」












エンジェル記念病院
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「ハァ・・ハァ・・」

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(ここだ・・・)
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個室のベッドで寝ている老人
間違いなく、長居蔵之介だった。

顔色はかなり悪く、想像以上に衰弱しきっていた。


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ガチャ・・・
コウジは静かに部屋に入った。

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(・・・・じいさん・・・・)






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sims物語43 「久々の恋の炎」



コウジは、あの日から姿を消したじいさんを探していた。

Screenshot-31_20120421181804.jpg
彼のいそうな場所、思いつく限り
足を運んでいた。


Screenshot-35_20120421181803.jpg
娘エミリの家、公園、海、ガラクタ置き場・・・

街中探し回った。
しかし、見つからない。

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毎日、毎日、街中のいそうな場所を覗いてみるが、
噂も聞かない。

Screenshot-30_20120421181805.jpg
(一体どこに隠れてんだ・・・じいさん・・・)


「この街の病院はもう行ったし、隣町の病院にも行ってみるか」

コウジは電車で、隣街の病院に向かって行った。


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―エンジェル記念病院―

Screenshot-37_20120421182721.jpg
「あの・・・」

「はい、いかがなさいました?」
「いや、この病院に、長居蔵之介というじいさんは来院したか知りたい」

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「長居蔵之介様・・・?」
「末期ガンのじいさんなんだけど、精神的にヤバくなってどっか行っちまったんだ。行方が分からない。だから探してるんだ・・」

「はぁ・・・記録から探してみますね、少々お待ちください」

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看護師の女性は来院・入院患者の名簿から名前を探している。
ここに来ていたらラッキーだ。
本当に、これ以上、検討もつかなかった。


コウジは、ここまでじいさんを気にする必要はない。
でも、放っておけるワケもない。
体調を崩して、動けないのかもしれない。
エミリの事でショックで立ち直れず、うずくまっているのかもしれない。

もしかしたら、それを苦に・・・・
考えたくはないが、最悪のシナリオも頭をよぎってしまう。

Screenshot-40_20120421182718.jpg
「残念ですが、長居様はこの病院には来院してませんねぇ。」
「・・・・・」

希望が消えた。
もう見つけられない。
行き尽くした・・・。
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「余命3ヶ月と宣告されてから、どれくらい経ったか分からないが、精神的にも参ってる状態で、もしかしたら
運ばれてくるかもしれねぇんだ。じいさんの家族とは縁切られてて身寄りがない。だから・・・もし
ここに、長居蔵之介っていうじいさんが来たら、すぐ連絡してくれないか?」



Screenshot-44_20120421185008.jpg
「・・・そう。そのようなご事情でしたら、承知いたしました。来院されたら連絡しますね」

「あぁ、頼む・・・」
コウジには、それしか方法はなかった。
連絡を待つだけ。

わずかな希望を残して、家に帰るのだった・・・。










日が経つのはあっという間だ。

秋という季節は、目まぐるしく過ぎていく毎日の中で
一瞬で終わってしまう季節である。

11月も中旬にさしかかろうとしていた。、
気がつくと、色づいた木々の葉は徐々に枯れ落ちていた。




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天気のいい、とある平日

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クニカズは図書館に本を返却した帰り道、空腹を満たす為にレストランへ向かっていた。
その時、目の前から美しい女性がこっちに向かって歩いてくる・・・と、カズは内心ドキドキして
見てないフリしなからチラチラ見ていたw
Screenshot-59_20120421191854.jpg
(キレイな人だなぁ・・・声かけようかなぁ・・・・・・ん??)

前から歩いてくる女性は、どこかで見たことある人だということに気づく。
(えっと・・・あの人・・・・あ!!?)

Screenshot-60_20120421191853.jpg
「サキさん!?」

「おーい!サキさん!」
「あ!カズくん」
サキもカズに気づいて小走りでカズの前まで来た。
Screenshot-62_20120421191851.jpg
「偶然だね♪」
「サキさーん!なんか雰囲気変わった!?」

「ふふっまぁね!ちょっと自分磨き頑張ろうと思って・・・変かな?」
Screenshot-61_20120421191852.jpg
「まさか!超キレイっすよ!」
「ありがとう」

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「俺、キレイすぎてドキドキしましたもん!ナンパしようか迷ってて」

「やだ!冗談ばっかり!」
「本当ですって~」
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「ていうか今ヒマっすか?もしよければ本当にメシとかどうです?」
「うん、いいよ。行こう行こう!」

2人はいつものレストランで食事をする。
ツインブルック中央公園の隣にあるこのレストランは
病院、図書館など公共建物の真ん中に位置するので
かなりの確率でこのレストランを利用する。


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「いや、なんか緊張するなぁ」
「何で?カズ君は手馴れてそうなのに」

「そんなことないですよ!俺、そんな風に思われてたなんてショック!」
「ごめん~w」
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「サキさん、なんか・・・垢抜けたっていうか、明るくなりましたね。何かあったんですか?」
「ん~そうね、負担がなくなって心が軽くなったから、かな?」

「もしかして・・・彼氏とか?」
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「あんな奴、とっくに別れたもん♪」
パクッと一口でほうばりながら、あっさりそっけなく言った。

「え!?」


Screenshot-76.jpg
「別れたんですか?」
「そ。未来のないお付き合いなんて続けてても時間のムダだって分かったから」

「そ、そうっすか!じゃ・・・僕にもチャンスがあるってことっすね!」
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「なんか軽いなぁ~」
「軽くないっすよ!僕本気ですから!」

「もうカズ君・・・やめてよ」
「やめませんw」
サキは照れ笑いしながら、ごまかすように水を飲んだ。
カズはそんなサキをニマつきながら見つめる。
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「そうやっていつもナンパしてるの?」
「最近はナンパしてないです、サキさん程の美人になかなか出会わないもんで」

「うふふ、ありがと」
「それで、誘いますけど・・・これから映画行きましょうよ!そんでそのままバーとか行きます?フリーになった祝いで。奢りますよ?」

Screenshot-75_20120421200803.jpg
「え~?どうしよっかなぁ~?」
「行きましょう!ホラ!」

「ふふふ!分かった。でも祝いなんだからちゃんと奢ってよ?先に潰れるのもなし!」
「了解!」



2人はご飯を食べたあと、映画館へ向い、話題のSF超大作を見に行った。
3時間超えの大作を見終わった時、丁度夕日も暮れ始めた頃

ハラハラした気持ちと一緒に
向かうのは勿論、町外れの一軒家
bar「サン・ソレイユ」


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「かんぱぁーい!」
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ゴクゴクゴク・・・


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「あ~いい感じに酔ってきた」
「マジっすか?早いなぁ~」

「一気に飲みすぎたみたい・・・そういえばカズ君って普段何して過ごしてるの?」
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「気になります!?」
「うん、ナンパしてないなら、余計気になるわ」

「読書したり、映画見たり、あと、新しいお店探してみたり、美術館行ったり・・・」
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「結構ガツガツ動くのね」
「アチコチ行ってるよ、読書と仕事中以外は、とにかくじっとしてるのが嫌で。サキさんは?」

「ワタシは・・・そうね、カズ君と似てるかも。読書して美術館行って・・・」
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「へぇ~趣味が似てるって、俺たち結構お似合いじゃないっすか?」
「あはっ!そうねぇ~んふふふふ」
サキは酔っ払って笑いがこみ上げてくる。
つられてカズもエヘエヘと笑う。

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「実際~俺は脈あるんすかぁ!?」
「あっはははは」

「あはは、じゃなくてぇ~」

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「どうかなぁ~?分からないよ~~~だ☆」
「ズルイなぁサキさんはぁ~」

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「トイレ!」
サキは突然の尿意で走ってトイレに向かう
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その後ろ姿を見つめながらカズはニヤニヤが止まらなかった。
(本気になっていいよな・・?タオは、別に好きとかじゃないって言ってたし)
さらにニヤニヤしながら真面目に思った。

(前までのサキさんとはまるで別人じゃないか。明るくて、よく見たらとても美人だし、さらに不倫は解消されている。これは、偶然ではなく、運命かもしれない・・・)
と。

カズは本気モードになろうとしていた。
彼にとって久々の恋の炎が燃え上がった夜だった・・・。
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sims物語42 「記念撮影」

a (2)
「あの公園?お花と大きな木がたくさんある・・・」

「あぁ、せっかく来たんだし、ちょっと行こうぜ?」

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「さ!行くぞー!!」

「ちょっと待ってよ~」


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二人は思い出のデートでのクライマックスの場所に走り出した。
11年前の想いをはいたサキは何だか、スッキリした顔つきだった。

このデートをしていて、自分が情けなく感じていた。
ケイはいつでも前向きだった。真正面から全力で走り、どんな困難も乗り越えて、
ただひたすら自分に正直な生き方をしている。

今はただ辛いだけだが、乗り越えて次の何かに走っていきたい。
いつまでも人に迷惑かけたらいけない・・・そう思ったのだった。






aa (1)
海から車で10分もしない所に公園はある。

公園は道路から歩いて3分程にある。

aa (2)
「おー!着いた着いた!懐かしいなぁ・・・」

「よかった、変わらずキレイな所。何年ぶりだろう」
「俺なんかあの時以来だと思う」


規模は小さいが、その小さい公園の中に大きな木やキレイな花は植えられていて、近くには川が流れている。
ベンチや外灯が2つ程しかない。

aa (3)
「いつもココに来てたっけなぁ・・」
「そんなに来てたのか?」

「うん、お父さんに怒られた時とか、友達と喧嘩した時とか」
「へぇ~」

aa (4)
「いや~懐かしすぎる」
「本当にね~やっぱり落ち着くな・・・」


aa (5)
「あの時もあそこに、絵描きさんがいたんだよなぁ~」
「あ!そうそう、あの時、どうやって交渉したの?いい加減教えなさいよ!」

「あ~そうだな、そんなの大したことじゃないよ。ただ持ち金全部渡して、描いてくれって頼んだだけ」
「お金渡したの~!?何が“交渉能力が高い”よ!」

「ははっ!いいじゃないかよ~おかげでいい絵を描いてもらえたんだし」



aa (6)
「そういえば・・・あの絵どうしたの?」
「ん?あるよ♫ちゃんと」

「持ってるの?」
「あぁ、大事に持ってる」
aa (10)
「よっしゃ!せっかく11年前と同じ場所来てるんだし、やっぱ最後は描いてもらうか!」
「え?いいよ・・・お金もったいないじゃない!」

「なんつって、時間もないし、今はカメラの時代だな!」
そう言ってケイは絵かきの男性に「一枚撮ってくれませんか?」と声をかける
aa (11)
男性は快く受けてくれた。

aa (9)
aa (13)
「はい、撮りますよー!・・・ハイ、チーズ」

パシャ


「ありがとうございます」
2人はお礼を言う。

aa (14)
「・・・ケイちゃん」

サキは改まった顔つきでケイに声をかける
「ん?」
aa (20)
「ベロベロベロバァー」

「!?」
aa (19)
「エヘヘヘ!ケイちゃんが教えてくれた変顔だよ」

「はっはははは、いい顔してた!」
「そ?えへへへ」
サキは、心から笑った。
恥ずかしさも混ざった可愛らしい笑顔を見て、ケイはホッとした。

aa (16)
「ケイちゃんが幼馴染で良かった・・・」
「なんだよ・・・急に」

「今日だけはちゃんと言わせて?本当に嬉しかったの。11年前は複雑だったけど、それでも笑顔になれたし・・・今日はもっと笑った。楽しかったし、辛いこと忘れられてたの」

aa (15)
「それは俺だってそうだよ。俺もサキを元気づけることができて良かったし、俺が一番はしゃいでたかも」
「ケイちゃん、大好き」



「サキ・・・」
aa (25)
「もちろん、幼馴染としてね♪」

「あはは、俺も!幼馴染としてな!」
aa (24)
2人は抱き合った。
お互いの感情を包み込むように、今日という特別な想いを分かち合うように
二人は熱いハグをした・・・。
aa (23)

「ありがとう」
「ありがと!」

心が晴れ晴れとしていた。
失恋の辛さは多少残るも、そんなものより、はるかに大きなものを得られた気がした。
ほっこりする、この安心する心地よさ。
その優しさに助けられた。
サキは、これからは、もっと自分自身を磨いて、前に進もうと決意した。
もっと強い女になってやろうと思った。

日も暮れ始めたので、2人は惜しみながらも
故郷を離れ、マンションに帰宅した。














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コト・・・

自室に帰ってきたサキは、さっき撮った写真を額に入れて飾ってみた。

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「やっぱり私って写真写り悪いな・・・」

Screenshot-4_20120414213701.jpg
カタ・・・
隣の壁から何か物音がした。
サキの部屋の壁の奥は丁度、本棚が置かれている。

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タオが、本を物色しにきていたのだ。
今日は、ケイがサキとデートに行った事を知っていた。
朝から実はソワソワしていたが、気を紛らわすために結局1日中本を読んでいたのだった。


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ガチャ・・
「タオ君・・・」

「!?・・・あ、サキさん、おかえりなさい」
「ん、ただいま」

一瞬、サキを見てドキッとした。
髪型や服装がいつもと違っていたからだ。
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「タオ君、色々心配かけてゴメンね。私、タオ君が助けに来てくれなかったら、大変なことしてたし」
「そ、そんなことナイですから!」

「ううん、改めて言わせて。タオ君、本当にありがとう。感謝してる」
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「ゲンキ、なりましたか?」

「うん、もうバッチリ!私、もっと強くならなくちゃね。タオ君みたいに毎日頑張って生きていかなくちゃ」
「あはは、そんな・・・。でも、ボクも嬉しいです」
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「タオ君って、優しいね、ありがと♪じゃオヤスミ」

「はい、オヤスミナサイ」
サキはそのまま自室へ入っていった。

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「・・・・」
サキが元気になった。
サキにお礼を言われた。
サキに優しいと言われた。
サキが自分に微笑んだ。

タオは嬉しくて、ニヤついてしまう。
その嬉しさがこみ上げてくる・・・。
そのこみ上げる嬉しさは遂に爆発して、
思いっきりガッツポーツをした。
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「ヤッター!!!!」






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「・・・オツカレさん」



「・・・///」
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sims物語41 「11年ごしの告白」

学生の頃の思い出を話しているうちに11年前のデートの話になり、
ケイの提案で急遽、デートで行った地元の海へ向かった2人。

海までの道のりは、幸い混んでいなかったので予定より15分早く着いた。

海に着くなり、ケイは近くの店で竿を借りて、思いっきり釣り糸を海へ投げ込んだ。


まるで11年前の光景がまんま蘇るようだった・・・。



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「懐かしいなぁ~ここでよく遊んだっけな・・・」

「たいして上手くもないのに、上手いフリして釣りしてたね、ケイちゃん」
「親父みたいに釣りが上手な男らしい男に憧れてたからなぁ~。」
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「今はその憧れた男にはなれてないの?」
「ははっ!全然なれてないな。どう考えても親父には近づけてないよ」

「そうかなー?」
「いやー・・・男らしい男とは程遠いよ。相変わらずフラれてばっかだし、大事な人守れる程強くないし・・」
少し恥ずかしそうに話すケイを、サキはクスっと笑いながら見つめる。

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「・・・もう時効だよね・・・」
「ん?何が?」

「話しちゃおっかなー・・・」
「だから、何がだよw」

モジモジしながらサキは、どうしよっかなー・・・と、もったいぶる。
「なんだよ、言いたいなら言っちゃえよ!」


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「11年前、デートしよって言われてた時、私何で泣いてたか覚えてる?」
「え?たしか、好きな人にフラれたんじゃなかったっけ?」

「そ。ずーっと好きだった人に、初めて彼女が出来ちゃったの。ずっと想ってたのに、ずっと一緒だったのに、何もできないまま、気持ちを伝えないままフラれたの」

「そうだったんだな・・・」
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「その相手誰だか知ってる?」
「・・・いや、知らない・・・」

「そっか・・・・。」
サキは波際まで歩くと、少し息を吸い込んだ。
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「ケイちゃんだよ」



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「・・・俺?」



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「ずーーーっと好きで、一緒にいるだけで楽しくて嬉しくて。でも、それだけじゃダメだったんだよね。
ちゃんとあの時、告白しとけば良かったって後悔した。」
「・・・」

「しかも、ケイちゃん、優しいから・・・励ますためにデートなんて誘ってくれて・・・。」

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「複雑すぎて・・・なかなか笑えなかったし、心から楽しめなかったんだから!」
「・・・ご、ごめん・・」

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「でも、すごく嬉しかった。私のこと心配してくれて・・・。ケイちゃんの良さは私がちゃんと知ってるよ。
男らしいと思う。女性を誰構わず優しくする所とか。一途で純粋で前向きで。」

「サキ・・・」


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「そういう所、男らしいと思う!」
「お、おう。サンキュ」

「今回もケイちゃんに心配かけちゃった・・・。私、あの頃から何にも変わってないね」


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「そんなこと、ねぇぞ?恋が終われば誰だって落ち込むって!」
「そう?ケイちゃんはあまり引きづらないじゃない」

「俺は・・・慣れてるからなw悲しいだろ!言わせんなよ!」
「ふふふ、ごめん」

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「それに、俺以外にもちゃんとお前の事心配して想ってる奴、いるからな」
「え?誰?」

「それは・・・自分で探せ」
「んもう!また嘘つく!」

「嘘じゃねぇよ・・・」
Screenshot-65_20120407225523.jpg
「よっしゃ!じゃ・・・次は、あそこだな」
「どこ?」

「俺たちの憩いの場所」
「あ!分かった。私の大好きな場所ね!」










11年前・・・


aa (1)
「・・・」

「なぁ、サキ、お前ココ好きだろ?いつまで暗い顔してんだよ」
「・・・」

「俺、さっきそんな悪いこと言ったか?」
「・・・」

a (2)
「なぁ、コッチ見ろよ」

「・・・」
aa (5)
「ベロベロベロベロばぁー!」

「!?」
a (5)
「プッ!」

「アハハハハ!」
サキはケイの不意打ち攻撃に、つい笑ってしまった。


aa (7)
「はぁー・・・やっと笑った!」

「もう・・・ケイちゃんってば・・・」
a (6)
「そうだ!あの絵かきさんに俺たちを描いてもらおうぜ!」
「え?いいよ!そんなの、どうせ断られるし」

「大丈夫だって」
a (7)
「俺の交渉能力を知らないな!?」
「そんなの元々ないくせに!」

「はぁ~まったく!俺の幼馴染のくせに、この能力を知らないとは!」
a (8)
「恥ずかしいし、いいよ。このまま帰ろうよ」
「まぁまぁ、いいじゃん!見てろって!」


aa (3)

公園の中心あたりで絵を描こうとしている画家の男に近づいていく。
aa (2)
「すいません、お願いがあるんですけど・・・」



a (11)
「・・・」




しばらくして、ケイは笑顔で戻ってくる。
aa_20120407233400.jpg
「描いてくれるって!さ、ポーズ取るぞ!」
「え?何て頼んだの!?」

「言っただろ!俺には交渉能力があるって」
「え~?」
サキは何か信じられなかった。

aa (4)
a (13)
「なんだよ、せっかく描いてもらえるんだから、ポーズ決めろよ」
「いい。このままで・・・」

サキは少し恥ずかしくて、ポーズなんて取れなかった。

描き終わるまで、沈黙が続いた。
余計なことを言って、また怒らせたらまずいと思ったのか、ケイも、特に話しかけずにいた。

a_20120407233355.jpg
「ケイちゃん・・・」

「ん?」
「今日・・・楽しかった」
a (15)
「本当か?元気になったか!?」

「うん。ありがとう」
「はは・・いいっていいって!」



色んな想いがあった・・・。

純粋でまっすぐで、

まだ子供だったけど、子供なりに
相手のことを想って過ごした

一生忘れられない一日だった・・・。
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sims物語40 「サキの笑顔」

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やってきたのはマナカが働くお店。
マナカが働くのはヘアサロンや服のコーディネートをしてくれる1階。
二人は2階にあるプディックへ向かった。

というのも、
ケイは公園を出て、車を発進した後
「お前は地味だからもっと派手になったらいいんじゃないか」
と提案したからだった。
サキはあまり乗り気ではないが、
渋々、納得した。

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「・・・あれ?」
マナカはカランカラン♪という鐘の音で
入り口を見た時、
見覚えのある横顔を発見した。

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「ケイくん??」




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「こんなお店来たの久しぶりだな・・」

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「どんなのが好みなんだ?」

「私は・・・落ち着いた色で露出が少ないやつ」

「っかーッ!そんなだからダメなんだよ!」
「えぇぇ?」

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「俺が選んでやるよ!」
「いいよ!どうせエッチなのとか変なのしか選ばないんだから」

「ハハ!失礼だな~」


いいからいいから!と、ケイは半端強引に自分が選んだ服を試着させた。
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「どうだ!?」
「ホラね!露出高いし、赤って・・・キツイよ」

「何言ってんだよ!女はこれくらい大胆にしないきゃな!」




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「ぷっははははははは!!」

「んもー!何よコレ!!」
「ははは!似合ってるよ!」
「どこがよ!」




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「おー!かわいいかわいい!」
「嫌よ・・・こんなの・・・」

「何でだよ~お前、少しは派手にしなきゃ根暗だと思われるぞ?」
「いいもん!じゃ次はケイちゃんの番ね!」

「は?俺はいいって!」
嫌がるケイを無視して、サキは適当に選んだ服を着るように言った。


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「俺が一番似合わないヘビーロックな衣装じゃんか!」
「あはは!似合わないねぇ~!」

「似合わないって知ってんじゃんか!」



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「・・・って探検隊かよッ!」
「あっははは!意外と似合ってるよ!遊園地でバイトしたら?」
「するかよ!」



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マナカは声をかけようと2階まできたが、
ケイの横で楽しそうに笑ってるサキの姿を見つけて足が止まった。

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(2人で買い物に行くほど、仲がいいんだ・・・知らなかった)
声をかけてしまえば別になんてことない。
そう思う反面、2人の間に入れそうもないオーラを感じて、
躊躇してしまう。

幼馴染って、こんななのかな?
デートを楽しんでるようにも見える。
でも幼馴染が2人で遊んでるってだけなの?
どっちなんだろう。
2人の関係が分からなかった。
2人の気持ちが分からない。
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ケイくんも、私たちと話してる時より楽しそうにも見える。
心を許してるというか・・・
安心しきってる。

そう思うと、足が震えてしまう。
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あまり考えたくないのだけど・・・

サキに対して嫌な気持ちが芽生えてしまった・・・。

(もう見たくない・・・こんなに楽しそうにしてる2人を・・・)

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耐えられず、マナカはそっと振り向き、1階へ戻って行った・・・。

これ以上傷つくのが怖かった。
勇気を出して、告白しようと思ってたのに、
心が折れてしまいそうになるから・・・。






その後、結局サキは1階で洋服とヘアをコーディネートしてもらった。

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「おまたせケイちゃん」

全てセットしてもらい、サキは少し恥ずかしそうにケイの前に立った。
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「ヘアは結局まとめるだけにしてもらった・・・どうかな?」

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「・・・いい!」
「いい?」

「お前、元の顔立ちとかはいいんだから、これからそういうのにもこだわれよ」
「う・・・うん」
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「よっしゃ!次どこ行こうか?」
「ケイちゃん・・お腹すかない?」

「たしかに・・・朝何も食べてないや」
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「じゃ近くのレストランで食べてから、行くか」
「うん」



サキは、気がつけばケイとのデートを心底楽しんでいた。
まんまとケイのリズムに乗せられていた。
ケイといると、緊張もせずにいられる。
楽しませてくれるから何も考えなくていい。
他の人より多い時間を過ごしているから、お互いのことを知り尽くしている。

サキは、ケイが幼馴染で本当に良かったと思っていた。

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食事をしながら、昔話で盛り上がった。
中学の時にケイがクラスメイトと大ゲンカした事・・・
ケイがテストで赤点を取って、なんとか親にバレないようにサキに口裏合わせてもらった事・・・
親に内緒で初めて暴力的な映画を2人で見に行った時の事・・・

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あの時は、くだらない事ばかりやっていた。
大体はケイがサキを無理矢理誘ってやっていた。
それでも結局は親や先生にバレて、
こっ酷く叱られていた。
今では、そんな事も全て笑いあって話している。

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昔話の流れで、11年前のデートの事を思い出し、
「あの時の海に行ってみるか」
と、ケイが提案した。

「え?今から?」
「車なら2時間くらいで行けるだろ。行こうぜ!俺、地元帰るの久々だし」
「別にいいけど、ケイちゃん帰省してないんだ?たまには顔出しなよ?」

「分かってるよ」


2人は急きょ、地元の海へ車を走らせる事にした。








11年前・・・

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「何してるの?」
「何って、海に来たら釣りって決まってんでしょ!」
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「釣り、やった事あるんだ?」
「1回だけ」

「なぁーんだ、ベテランって顔してたくせに」

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「こういうのは形から!かっこいいだろ?」
「別に?何も釣れないじゃない」

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「ばかだなー!釣りってのは待つもんなんだよ!」
「誰が言ってたの?」

「親父」

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「サキ」
「ん?」

「待ってれば、運命の魚にめぐり合う。だから、ひたすら待つんだ、それが釣りだ!って親父が言ってた」
「へぇ?」
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「それって、釣りに限らず当てはまるだろ?」
「例えば?」

「例えば・・・・サッカーでもさ、すっごく強い相手でも、待ってればいいタイミングでいいパスが来るかも!とか・・・」
「ふーん」

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「例えば・・・辛い事があっても、待ってればいつか運命の人が現れると思う」

「・・・」
「な?」
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「・・・ふーん・・・ケイちゃん何もわかってないんだね!」


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(・・・)

「え・・・・ごめん・・・」




その空気は、気まずいまま過ぎて行った・・・。








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