茶番シリーズ「SATAN QUESTマルチエンディング~BAD END Ver.~」
こんにちわ!
お約束・・・はしていませんが、出来上がったので公開させていただきます。
サタクエのもうひとつのエンディング、BAD END Ver.ですw
まず、お断りしておきますが、全体的にギャグというカテゴリーなら
何でもありだと思っていた私です。
内容的に、「あり得ない!」展開や、「え?あの人は!?」という展開になってたりします。
もう本当ハチャメチャな終わり方なので、スッキリで終わらせたい方は辞めておいたほうが身のためですwww
そして、作りも雑です。雑なんです!!!!!
それについては、申し訳ありません・・・としか言えませんww
ワンダーランドから脱出したダミアン一行。
ドサッ!と地面に放り込まれる形で元の世界に帰ってきたのだが
時、すでに遅し。
世界は破滅寸前にまで陥っていた・・・。

「何という事だ!」
「もう世界は破滅寸前です!」
「王様はご無事でしょうか・・?」
「行こう!」
城へ戻ろうとした一行だったが、
「どこへ行くんだ?」
という声と共に、恐ろしく殺気を感じた。

「!!・・・お前は・・・!」
「よく戻ってこれたな・・・?驚いたよ・・★」
その声の主は驚いた表情をするも、
どこか楽しんでいるようにも見えた。

「猫・・・お前が手引きしたのか」
「お前なんか嫌いだ!ざまぁみろ!」
「フフフ・・・♪。貴様がワンダーランドへ戻っていた事にも驚いたが、まさか敵に手を貸すとは・・」
「お前を嫌ってるのは私達だけじゃないって事ね」
リズは睨みつけて言い放つと、ハッハッハ・・★と笑い出す。
「そのようだ。いいだろう、決着をつけよう、勇者よ。ここをお前の墓場にしてやる」
その一言で、ダミアン、リズは戦闘モードになる。

「くらえ!!!!」
ビリビリビリ

「イケメン宙の舞!!!!」

「死ねぇぇぇ!!!」
両者、一歩も引かず攻撃を出しまくる!!
魔王は足元をフラつかせ、息が上がる。
互いにHPを削ったところで猫が
「おうごんのつるぎで心臓を突いて!!」
と叫ぶ。
「よしきた!」
「・・・!チッ何でもかんでも話しちまいやがって・・・!」






グサァッ!
黄金の剣は見事に魔王の・・・・腹部に突き刺さる。





「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

その瞬間、魔王の口から白い煙のようなものが飛び出し、宙をしばらく彷徨った。
・・・これが、“魂”なのか。
黄金の剣で心臓を一突きする以外の方法で倒しても、
魔王が自らにかけた呪いによって、自分の魂を別の人間の体に宿し、乗っ取るという。
しばらく彷徨ったあと、一直線に向かったその先には
リズがいた。

シュウウウウ!!!
「キャアアアアアア!!!!」

ピカアアアアアン!!
目の前が眩しい光によって、視界を失う。

視界がやっと戻った時には
リズはその場に倒れてしまった。

「・・・・・・・え?」

「リズ・・・様・・・?」

「・・・・・・」
リズはピクリとも動かない。

「リズー!」
ダミアンが走ってリズの元へ向かう。

「う・・うん・・?」
しばらくして、リズは起き上がり
辺りをキョロキョロと見渡す。
「魔王は・・?」
「魔王は・・・・死んだ・・・けど・・・」
「たしかに死にましたが・・・死んだのは、身体です。魂は、おそらくリズ様の中に・・・」
デイジーは気まずそうに伝えるとリズは自分の身体を確かめる。

「私の中・・・?」
「お前、大丈夫か?意識が朦朧としてたり、身体が動かしにくかったりしないか?」
「うん、今の所平気」
「そうか・・・」

「・・・・私・・・どうなっちゃうの?」



「・・・」



「王様!」
「おお!勇者よ!無事だったか!魔王の奴は!?」
「魔王はこの剣で」

「そうか!そうか!これで世界は平和になったんじゃな!」

「え、えぇ・・まぁ」

「うん?なんじゃハッキリ勇者の口から言ってくれまいか。世は平和になったんだと」

「・・・・えぇ、うんと・・・まぁ・・そうですね。魔王は消えました」
「そうか!」

「でも・・」と話すと同時に王様がかぶせてくる。
「実はな、昔から聞く伝説の話があってな。それが心配だったのじゃが・・」

「伝説?」
「あぁ。魔王を完全に消滅させるには、正しいやり方で倒さんといけないとか。そうでなければ魔王の呪いにより、別の人間に魂を乗っ取られるという伝説じゃ」
「それって・・・どうやったら分かるのですか?」
デイジーはリズの代わりに質問をする。
「うむ。少しずつ、意識が消えていくようじゃがな。あと、一発で分かる方法があるのじゃ。魔王にしかもてない、魔王の証とも言える究極魔王が手に入るそうじゃ。本当かどうかは、伝説なのでな。分からんが」

「まぁ、こんな話はもういいじゃろう?世は平和になったのじゃ」

「すみません・・・王様。実は・・・俺、心臓ではない場所でとどめを刺してしまって・・」
「・・・何!?」
「その魂が、もしかしたら・・・リズに・・・」

「・・・・・・・・・・そうか。それは・・・何という悲劇じゃ」

「で、でも・・・!私普通よ!?意識はハッキリあるし、感覚もある・・・!乗っ取られてなんかないわ」
「あぁ、リズ本人はそう言ってるし!きっと大丈夫だと・・・」

「でも見たのじゃろう?魂が彼女の身体に入っていくのを。それに・・・意識は徐々に消えていくものじゃ」

「で、でも・・・!根拠は?私の中に魂が宿ってる根拠!私は究極魔法なんてないわ!」
「しかし・・・」
「ね?ダミアンも何か言いなさいよ!私は違うって!」
「・・・あぁ、きっと・・・」

「“きっと”ではダメなんじゃよ、勇者」
「え・・・」
「国を守る責任がある。わしにも、勇者、お前にもじゃ。“きっと”という言葉は願いが大半の意味を占めてるものじゃ。そうじゃろう?」
「・・・」
「きっと大丈夫、きっとそうじゃない、きっと間違いに決まってる・・・。そんな言葉で国民が安心して過ごせるかのう?」

「でも!私は違う!!魔王なんかに乗っ取られたりしないわ!私は魔法使いよ!何とでもなる!」

「・・・」
クイッと王様は顎を使って、数人・・・ゾロゾロと横から兵士が入ってくる。

「・・・!?」

「魂が生きてるのであれば、君はいずれ魔王じゃ。悪いが、分かってくれるな?」
「・・・どうして・・・?私この世界を守ろうとして・・・!戦ってきたのよ!?」
「それならば、守ってくれ!この世界を!言っている意味、分かるな?」
「そんな・・・!」

「ダミアン!あんたからも言ってやってよ!!」

「・・・・・・」
「ダミアン!?」

「国を守る。誰がどうなろうとも、守らなくてはいけない。勇者・・・分かってくれるな?」

「・・・・・」

「あんた・・・・まさか・・・」
「・・・・」

「何て事・・・あんたって奴は・・!」

「捕らえろ!」
「ハッ」
王様の合図で一斉に兵士達はリズを捕らえるために走る。
その瞬間、リズも外へ全力で逃げた。


「・・・・」

「・・・勇者様・・・?」
「分かってくれ勇者よ」

「お主には辛い選択じゃな。仲間か、世界か。しかし彼女の中に魔王の魂が生きている以上、これしか方法はないのじゃ」
「・・・」

「世界を守るために戦ってくれたのじゃ。悪いようにはせん。今はまだ究極魔法は覚えてないようじゃが、覚えてしまう前に捕らえねば、もしかしたら今度こそ、あっという間に滅ぼされてしまうぞ」
「えぇ、分かってます王様・・・ただ、一つ。お願いがあります」
「なんじゃ?」


「リズ!」
振り返ると、そこにはダミアンが一人。


「・・・」

「・・・」
冷たい潮風が流れてくる。
お互い、しばらく見詰め合うばかりだ。
「さっきは悪かった。大丈夫、俺一人にまかせてくれって言ってきた」

「・・・・・良かった。これからどうするのよ?」

「どうしような?分からねぇ」

「きっと方法はあるはずよ。私は無残に殺される以外にね」

「・・・つっても、方法なんか・・・。ワンダーランドで散々魔王についての書物を読み漁ってきたが、そんなの何もなかったぞ」

「・・・そうね・・・。でも、このまま魔王に乗っ取られるなんて、嫌よ」


「それ・・・何のつもり・・・?」

「お前が魔王に乗っ取られるなんて絶対させねぇ。俺が何としてでも阻止してやる」
「・・・」
「一緒に戦ってきた大事な仲間だ。お前とは長い付き合いだし、たくさん助けられた。だから・・・」

「今度は俺が助ける。お前が完全に魔王になっちまう前に、せめてこの俺の手で、な」
「ダミアン・・・」
「俺は・・・勇者だ。世界を守る!!!」

「・・・・そういう事なの・・・・?あんた・・・そういうつもりで・・・」



「恨むなよ!リズ!!!」
ダミアン、先制攻撃!!

秘儀!かっこいいポーズ!


秘儀!かっこいいポーズ!!!


秘儀!かっこいいポーズ!!!!!!!!

「・・・・・・・・・(怒)」

「そう、あんたがそのつもりなら、仕方ないわね。あんたは勇者としての義務を果たすってんなら、私も・・・魔王としの義務を果たしてやるわ!」

「究極魔法!アルテマ!!!!」


「お、、、お前・・・その魔法・・・覚えてたのかあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」


動画内では、ここでこのBGMを流すと決めていました。
<<ココ>>をクリックするとyoutubeに飛びます。再生しながら読んでいただくことで再現するかと思いますwww





その後、現実世界では当然、朝っぱらからダミアンとリズは大喧嘩。
その様子を見ていたディーン。
デイジーに「あらあら、どうしたの?」と聞かれ
ディーンは「いい大人がゲームで大喧嘩・・・」と答える。
デイジーは「こんな大人になっちゃダメよディーン」と忠告すると
「分かってるよ、ママ」と答える。
ここはあまり変わってないですwww
どうでした?ひどかったでしょう?(˶′◡`˶)
だからハッピーエンドにしたんですw
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!