スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

| スポンサー広告

sims物語7 「偶然」

ハンナに気持ちを打ち明けたマナカは翌日、
少し心がスッキリして仕事をしていた。
「いらっしゃいませ。
今日はどのようにしますか?」



f:id:ahiruchanet:20110616004447j:image

「そうね、この間ヘアカラーを変えたのよ。だから
服装も心機一転したいわ」
「どのようなイメージにしますか?」
f:id:ahiruchanet:20110616004446j:image

「これから夏だし、爽やかな色合いがいいわね。
今度バーベキューを高校時代の同級生とするのよ、
久しぶりに会うんだけど、おばさんには
まだなりたくないのよね~w」


f:id:ahiruchanet:20110616004445j:image
「それは張り切らないといけませんねw」
「全体的に明るくなるようにして、大人の女性って感じの
色気も欲しいとこね!」






f:id:ahiruchanet:20110616004444j:image
「わかりました。選んできますね」




マナカはしばらく服を選んだあと、お客さんに着せてみた。


f:id:ahiruchanet:20110616004443j:image
「いかがでしょう?」


f:id:ahiruchanet:20110616004442j:image
「・・・・」


f:id:ahiruchanet:20110616004441j:image
(・・・あれ?イメージと合わなかったかな)


f:id:ahiruchanet:20110616004440j:image
「ぷふっ!・・・これ、本当に似合うかしら?」


「ご、ごめんなさい!私は似合うと思いますけど、
お気に召しませんか?他の探してきますね!」


マナカは急いで別の服を取りに行こうとした。


f:id:ahiruchanet:20110616004439j:image
「あ!待って!冗談よ♪」
「え?」




f:id:ahiruchanet:20110616004438j:image
「マナカさん、いっつも不安そうな顔で
どうですか~?なんて聞くもんだから
意地悪してみただけよ。うん、気に入ったわ」
「え~?何だ・・・よかったぁ~」




f:id:ahiruchanet:20110616004530j:image
「イメージ通りよ!これ、いただくわね」
「ありがとうございます!喜んでいただけて
嬉しいです」


f:id:ahiruchanet:20110616004529j:image
「私、まだまだ見習いだから、不安なんですよ~」
「でもいいセンスしてると思うわ。」
「ありがとうございます!」




フとお客さんの顔が浮かない顔になったのを
マナカは見落とさなかった。
(・・・?)
「どうかなさったんですか?」




f:id:ahiruchanet:20110616004528j:image
「え?」
「お顔が暗いですよ?」
「あらやだ、顔に出てしまうのね・・・。実は
うちの息子がね、女に騙されたみたいで」

f:id:ahiruchanet:20110616004527j:image
「え~!?騙された?」
「見た目は可愛らしい子だなって思ったんだけど、
最近になって彼女とはどうかって聞いたら・・・
なんでもお母様が病気で手術に100万
必要だっていうのよ」
「ひゃ・・100万ですか?」




f:id:ahiruchanet:20110616004526j:image
「それで、息子さんは貸してしまったんですか?」




f:id:ahiruchanet:20110616004525j:image
「渡したって言うのよ!もう何考えてんだか。
それで喧嘩になっちゃって、1週間口も
きいてくれなかったのよ」


「それで、解決はしたんですか?」






f:id:ahiruchanet:20110616004524j:image
「昨日になって、やっと口きいたと思ったら
突然謝ってきて、事情聞いたら
案の定その子引っ越ししてて
音信不通になったんですって。」


f:id:ahiruchanet:20110616004523j:image
「警察には届けたんですか?」




f:id:ahiruchanet:20110616004522j:image
「もちろん、届けたわ。でも全然見つからなくて。」




f:id:ahiruchanet:20110616004521j:image
「息子さん、大丈夫そうですか?」
「金額も大きいし、彼女を信じてたみたいだから
かなりのダメージね。」




f:id:ahiruchanet:20110616004543j:image
「そうですか・・・早く立ち直ってくれるといいですね」




f:id:ahiruchanet:20110616004602j:image
「ま、これで懲りたでしょ。
金の切れ目は縁の切れ目!
簡単にお金なんて貸してはいけないのよ。
マナカさんも気をつけてね」




f:id:ahiruchanet:20110616004601j:image
「はい!私はこう見えて慎重なタイプですから!」
「うふふ、そうみたいね、顔が怖いもの」


f:id:ahiruchanet:20110616004600j:image
「え?やだ眉間にシワが!w」
「ではまた寄らせていただくわね。今日は
素敵なコーディネートありがとう」


f:id:ahiruchanet:20110616004559j:image
「ありがとうございました!またお待ちしております」




ブォォォォ・・・


お客さんの車が発進する。



お客さんが乗った車を見送った。

f:id:ahiruchanet:20110616004558j:image
(怖い世の中だな・・・。騙し騙され、
人を簡単に信用できないわね)


そう思いながら
また次のお客さんの元へと戻るマナカでした。






日は落ち始め、PM6:00
とはいっても、まだ外は明るい。




少し早目の時間のバーで一人、飲んでいるのはハンナ。
f:id:ahiruchanet:20110616005554j:image
(飲まなきゃやってらんない・・・)


編集長に怒鳴られ、ネタ尽きたハンナは酒で
ストレスを解消しに来ていた。


f:id:ahiruchanet:20110616005553j:image
(こんな時に愚痴聞いてくれる男でもいればいいのに)


すると、後ろから見慣れた男性が通る。


f:id:ahiruchanet:20110616005552j:image
(大体、あたしのネタのどこが『ありきたり』なのよ!
あのワガママ頑固オヤジ!あいつの髪の毛
むしってやろうかしら!)



ガタ・・・

f:id:ahiruchanet:20110616005551j:image
(どうせハゲてきてんだから覚悟決めて
さっさと坊主にしたらいいのに)


ブツブツと心の中で愚痴っていると
フと横からの視線に気づく。

f:id:ahiruchanet:20110616005550j:image
チラッ

f:id:ahiruchanet:20110616005549j:image
「・・・」      「・・・」


「あら、市宮議員。また偶然ですね、
議員がこんなとこで
こんな時間に酒、ですか?」


「・・・」


f:id:ahiruchanet:20110616005548j:image
(シカトが好きね)
「すいません、お酒おかわり」
「・・同じのを」

f:id:ahiruchanet:20110616005547j:image
「議員はやめろ。」
「は?」
「俺は、今議員として来てないから」
f:id:ahiruchanet:20110616005546j:image
「今はプライベートってことね。じゃ
私もプライベートだから敬語やめるわ。」


「お前、名前は?」
「滝川ハンナよ。」

f:id:ahiruchanet:20110616005545j:image
「で、お前、今の仕事楽しいか?」
「何それ?唐突すぎない?」


「聞きたいだけ」


f:id:ahiruchanet:20110616005821j:image
「まぁ、楽しかないわよ。でもそれが仕事でしょ。
何かいまの職に不満でもあるの?」
f:id:ahiruchanet:20110616005820j:image
「・・・」


酒をグっと飲む。
「言っちゃいなさいよ。まずいこと言ったって
酒のせいにすればいいじゃない」

f:id:ahiruchanet:20110616005819j:image
「・・・俺、別に政治家になりたかったんじゃないんだ」

「親父の強い勧めとフォローがあったから、
今の地位がある」


f:id:ahiruchanet:20110616005818j:image
「知ってるわよ。表では政治界の超エリート
イケメンヒーロー!なんて言われちゃって。
でも裏では親のコネでもぐりこんだハイエナって
言われてるわね」


f:id:ahiruchanet:20110616005817j:image
「・・・」

「あ、ごめんなさい」
「別にいい」

「でも、そこまで言われてて何故続けるの?」

「どうしてかな」


f:id:ahiruchanet:20110616005815j:image
「ま、分かるわ。私だって上司がセンスのかけらもない
後輩のネタに飛びついたって
途中で投げ出せないもの。
そこで辞めたら負けを認めるようなもんだからね。
意地でもネタというネタは
つかみ取っていかなきゃ」

f:id:ahiruchanet:20110616005814j:image
「お前ら、世間からなんて呼ばれてるか知ってるか?」
「何よ?」

f:id:ahiruchanet:20110616005813j:image
「マスゴミ」


「・・・」
「あぁ、悪い」
「別に・・いいけど」


「辞めない理由か・・・。
どっかで俺、親父に期待されたいのかも」
「期待?」

f:id:ahiruchanet:20110616010101j:image
「俺、認めてもらいたいんだよ。だから
政治界に入った。理由なんてそれしか思い当たらない
この国を変えたいとか、そんなんじゃないんだよ」


「十分期待されてると思うけど。
何が不満なのよ?」

f:id:ahiruchanet:20110616010100j:image
「それは・・・」


「それは?」

f:id:ahiruchanet:20110616010059j:image
「・・・。ネタGETって顔してんな」


f:id:ahiruchanet:20110616010058j:image
「そんなことないわよ!今はプライベートなんだから」


「プライベートも仕事も関係ないんだろ?」
「いや、今日のはネタにはしないわよ。」
f:id:ahiruchanet:20110616010057j:image
ガタ・・・
「信用できないな」


f:id:ahiruchanet:20110616010056j:image
「!?え?ちょっと・・・どうしてよ?」


f:id:ahiruchanet:20110616010055j:image
「お前がマスゴミかどうか
見極めてからじゃないとな。次の偶然に
期待しとけよ。じゃ俺帰る。ごちそうさん!」
f:id:ahiruchanet:20110616010054j:image
「はぁ!?ってか・・・
ちょっと!!自分の分払ってけーーー!!!!」



こうして、ハンナはなぜか市宮の分も払うことになり、
イライラは解消されませんでした・・・。

(ったく!自分の事だけ言いやがって・・・
私の愚痴も一つ聞いてけよ!!)

スポンサーサイト
web拍手 by FC2

| sims物語本編 | コメント(0)

コメント

非公開コメント

トラックバック

http://ahiruchanet.blog.fc2.com/tb.php/10-290890fe

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。