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sims物語71 「親子の決別」

市宮サトシの緊急記者会見は予定通り、15時から静かに始められた。
しんしんと雪が降る中、
車で飛ばしてきたハンナは、ようやく会場にたどり着いた。

会見は既に始まっていた。
Screenshot_20121208234353.jpg
「遅くなってごめん。どう?」
「先輩、間に合いましたね。丁度始まったばっかなんで大丈夫っすよ」

サトシはいつもと変わらぬ、無表情に見えるが
どこかピリっとしていて、緊張感が伝わってくる。


Screenshot-2_20121208234354.jpg
淡々と話す内容は、やはりニュースでも伝えられていた通り、
議員を辞任する意向は示す内容だった。



Screenshot-4_20121208234356.jpg
緊張した面持ちではあるものの、ハンナには
活き活きした表情にも見える。
堂々とした姿勢で、記者の質問に答えていく。



Screenshot-3_20121208234355.jpg
「主な理由は何ですか?そしていつごろから考えていたかを教えてください」
という質問に対しては、
「辞任を決意したの半年前からです。理由についてですが、個人的都合であり、ここでそれを発表するつもりはない」
と冷たく言い放った。

別の記者がすかさず
「お父様の市宮サトル議員はなんて?」
という質問に至っては、ノーコメントを押し切り
質問を無理やり打ち切り、そのまま記者会見は数十分という短さに終わった。

サトシらしいといえばサトシらしい会見であった。




Screenshot-9_20121209000137.jpg
「・・・・」
黙ったまま会場を後にするハンナ
「・・・個人的都合って何スかね?」
「え?」

Screenshot-10_20121209000138.jpg
「病気とか?」
「違うわよ」

「何か知ってんスか?」
「・・・いえ・・・元気そうだったから」

「まぁそっスよね。父親との質問に一切ノーコメってのも引っかかるし、これは張るしかないスね」
Screenshot-11_20121209000139.jpg
「張る!?家に押しかけるの?どうして・・・」
「先輩!どうしてって・・本気で言ってんスか!?理由を探って報道すんのが仕事じゃないっすか!」

「・・・」
「てか、それちゃんとやって掴んでおかないと編集長ガチギレっすよ!?」
Screenshot-12_20121209000140.jpg
「ガチギレ・・・そうよねぇ・・・」
「さっき他社の人も話してるの聞いたんスけど、みんな張るって言ってましたし、俺らだけ行かないワケには行かないっすよ!」

「わかったわよ。」
ハンナは渋々いくことになる。
自分は記者である以上、これは仕方ないのだ。
だからといって、理由をリークしたりは決してしない。

その後、田井中が編集長へ連絡をし、2人は市宮邸へ向かうことにした。




そして、その頃・・・



prrrr・・・
prrrr・・・


ピッ

Screenshot-19_20121209001536.jpg
予想していた通りだった。
すぐに電話が来るだろうと思っていた。
「・・・もしもし」
「どういう事だ。説明しろ」

Screenshot-27_20121209001632.jpg
「あの会見はいったい何なんだ?なぜあんな急に会見など勝手に始めたんだ!!」
「・・・昨日言っただろ?」

「何も今日発表することではないと言ってるんだ!!」
Screenshot-23_20121209001540.jpg
「悪いが、これは半年前から決めていたことで、今日の会見のために今まで動いていた。急に決めたわけじゃないんだよ」
「なら半年前に真っ先に伝えるべきだろう!なぜ黙ってたんだ!!!」

「俺は親父のことをよく知ってる。だからギリギリまで伝えなかった」
「・・・何?」
サトルは怒りで興奮しているようだった。
それに対してサトシは驚く程落ち着いていた。
「俺の意思関係なく親父は自分の権力を使って俺を政治界に入れた。今までもずっとそうだった。その俺が親父の行動が予想できないワケないだろう?」
「お前は私にあこがれて入ったのだ!」

Screenshot-28_20121209001633.jpg
「あんたにはそう見えてたんだろう。俺もそう思わされてた・・・でも違った。」
「・・・・!!もういい!お前など・・・!!」
「・・・」


「お前は私の行動が読めると言ったな・・・?」

「あぁ。」
少し沈黙があった。
その間、サトルが何を言い出すのか、それも予想はついていた。


Screenshot-29_20121209001634.jpg
「・・・なら、分かってるだろうな?」

Screenshot-22_20121209001539.jpg
「・・・あぁ、分かってる。悪かった・・・親父」プツ
言い切る前に電話は一方的に切れてしまった。

この電話がきっと、俺たちをつなぐ最後の会話だっただろう。
所詮、親父にとって俺は都合のいいマリオネット。
使い道がないと分かれば、すぐにその命である繋がりの糸を切ってしまうだろう。



そんな事くらい、予想できていた。









prrr・・・

prrr・・・


そして、ここにも電話の着信がなっている。
コウジの元に電話する奴は、探偵くらいだ。

Screenshot_20121209004834.jpg
「なんだ?」
『坊ちゃん、お父上の行方を知ってるかもしれない人物がサンセットバレーにいるかもしれません』

「サンセットバレーに?」
サンセットバレーとは、ツインブルックの隣街だ。
ここから車で1時間ほどで着く街。

Screenshot-2_20121209004835.jpg
『坊ちゃんのご実家である、あの豪邸が最近になって買い取りたいという申し出があったと、管理会社から連絡が入りまして・・・』
「なに?あの家は誰にも売る気はない」
『えぇ、それも伝えたみたいなのですが、何やら自分はここの家の関係者だと言ってるようで』


Screenshot-3_20121209004836.jpg
「今更、親父が買い取るワケない。親父の意思ではなさそうだな・・・」
『えぇ、しかし、その申し出をしてきた人物は・・・』

「・・・誰だ?」
『・・・はい。森尾レイ・・・』
Screenshot-4_20121209004837.jpg
「!?」
その名前を聞いた瞬間、コウジは血が頭に上っていくのが自分でも分かった。
「あいつがあの家を買い取るだと!?」
『坊ちゃん、落ち着いてください!管理会社もお断りしたらしいので大丈夫です・・・しかし、彼女に会えばお父上の詳しいご住所が分かるかもしれません。』

「・・・・・」
Screenshot-6_20121209010145.jpg
森尾レイ・・・
あの女さえいなければ
俺たちはこんな事にはならなかった・・・

あの女への恨みは何年経っても
消えるどころか、日に日に強くなるばかりだった・・・。
Screenshot-5_20121209010144.jpg
「・・・分かった。行ってみよう」


コウジは、数年ぶりに会う決意をする・・・。



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| sims物語本編 | コメント(9)

コメント

こんばんは~♪ストーリーの更新きましたね!
楽しみにしてたので嬉しい♪

サトシはついに自分の力で歩き出すことを決意したんですね~!父と決別するしか道はなかったとはいえ、ちょっと切ないです・・・。でもきっとサトシも色々考えて決めたことでしょうから、応援してあげたいな!
そんなサトシの心中を分かっているハンナさんも仕事上サトシを張らなくてはいけないという・・・。うう、ハンナさんも辛いだろうな。

そしてコウジ!!
なにやら過去の忌まわしい事がだんだんと明らかになっていきそうですね・・・。
続きからも目が離せません!

そして前記事の3人ポーズ、すごいですね~!
どんどんレベルアップしていく~☆
こちらも頂いちゃいました^^
ありがとうございます!

2012年|12月|09日|18:30 |from LoveFlower888| URL

こんばんわ♪

こんばんわ♪

久しぶりのコウジ~!w
コウジの実家を買い取るレイさんって一体どんな過去をお持ちなんだろう・・・

雪はシーズンズの物でしょうか?
現季節に合っていて素晴らしい!

2012年|12月|09日|20:58 |from kaorin114| URL

loveflowerさん
こんばんわ!
やっとストーリー更新できましたww
楽しみって言ってくれて本当に感謝です┏○ペコリ
サトシはわりと最初から悩み続けてたんですよね~だから、今やっと行動に移せて良かった。これから彼は何をして生きていくか、誰と過ごすか、自由に決められる喜びと苦悩を味わってほしいですね。
コウジもそろそろ動き始めましたよ┃電柱┃ω・`)
彼は、過去の出来事を引きずって生きてますから・・・序所に明らかになっていきます。たいしたこと作れませんが、暖かい目で見守って下さいw

そして、ポーズ、ありがとうございます!!
ぜひキャラメイクしたイケメンたちでやってみて下し。うまくフィットすればいいんだけど・・。

2012年|12月|09日|22:04 |from ahiruchanet| URL

kaorinさん
こんばんわ!
久しぶりでしょ~~これからはコウジのターン!
彼の忌まわしい過去と、父親、そして謎の女レイ。明らかにしていきますよ~!少しずつだけど。
雪はもちろんシーズンズのです。もう季節はあまりいじってません。自然に任せてますw雨だったら雨で、晴れなら晴れでやっちゃってます。
チートで何でもできるけど、いいかなって思いましてw素晴らしいですか?ありがとうございます!季節はやっぱ必要ですよねー!

2012年|12月|09日|22:09 |from ahiruchanet| URL

こんばんは♪

サトシ&ハンナ話、待ってました!!(゚∀゚*)
個人的に今大注目の二人!
きっぱり英断する、サトシかっこいいよう!
ナイス決断・・・!!

コウジくんの過去、キタ(゚∀゚)コレ
ま、まさか恋愛色がなかったコウジくんに女の影!?
何か美人そうだし!やめてー!www

あと、あと自ブログの件で恐縮ですが、
ブログ名称を「R -Sims3 story-」に変更いたしました。
お手数ですがお時間のあるときにでも変更いただけたら嬉しいですm(_ _)m

お邪魔しました!

2012年|12月|10日|20:01 |from りぐのえる| URL

りぐのえるさん
こんばんわ!
物語やっと更新できましたwふぅ
サトシはやる時はやる男ですから!
もう父親のマリオネットからは卒業です!w
コウジ回もそろそろ始めていきますよ。
彼には色恋一切なかったんですが、この女性は
何でしょうねぇ~~(ノ∀ ̄〃)彼と彼の家族と不快かかわりがあるようですが(ムフ
ブログ名変更了解しました!
変えておきましたよ~\(^ ^)/

2012年|12月|10日|22:51 |from ahiruchanet| URL

こんばんは~!
辞任の会見、サトシさんはスッキリしたでしょうね~。
ただサトルさんが黙っているはずがない・・・
これから物語がどう動くのか(;´Д`)ハラハラ
記者の仕事、サトシさんとの約束、
ハンナさんはすごく複雑だろうなあ・・・
そしてコウジくんの家族のお話
「森尾レイ」という女性は一体何者なのか、
コウジくんの家族に何があったのか、
ついに真相が明かされるのかな?と
うずうずしながら続きを楽しみにしております!

2012年|12月|11日|17:52 |from ハト| URL

ハトさん
こんばんわ!
サトシ自身は結構スッキリしたと思いますよ。
父親との関係より自分の自由を優先したので、きっと明るい未来が・・・あるんか?ww
ハンナは仕事柄、彼を追う側になるんですが、辛いとこですよねぇ。
コウジ編では、すこーしずつですが、明らかになると思います。
うずうずしてくれて感謝です!\(^ ^)/

2012年|12月|11日|18:44 |from ahiruchanet| URL

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2012年|12月|11日|19:41 |from -|

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