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sims物語73 「パートナー」

しんしんと降り続ける雪の中

コウジは探偵と別れて、ツインブルックのショッピングモールへとやってきた。

数々のショップが入ってるモールなら仮面の1つや2つ、見つかるだろうと思っていたが
何せ普段からモールなんてあまり行かないコウジにとって、
どういうお店に売っているのかも分からない。

その前に、そういうお店に1人で入る事自体、抵抗を感じていた。


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しかし、自分の目的を達成する為に、
恥じらいなど、捨てるしかないのだ。


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モールに入ったタイミングで、本屋から顔見知りの女性が出てきた。
オレンジ色のポニーテールに
つり上がった大きい瞳、分厚く凛々しい唇には、しっかりとリップがテカテカに塗られている。

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「あ!」
と2人同時に声を出した。
桜アツコだ。

「よう」
と、たいして話したことはないのに軽くあいさつをする。
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「あぁ、あんた、たしかあのマンションに住んでる人よね?」
「そういうお前もエロ目男に夢中の派手女じゃねぇか」

「エロ目だぁ?派手女は本当のことだけどさぁ・・・ひどいわね!!」
「でも、エロそうな目してるじゃねぇか」

「ばか!あんたの100倍かっこいいっつーの!」

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「そうかそうか、クリスマスに俺と話してる程ヒマって事はフラれたんだな?」
とニヤニヤしながらからかう。
アツコは思わずムッとした表情をする。
「関係ないっしょ!あんたこそ、モールなんて無縁じゃないの!」
「俺はたまたま用があって来たんだ」

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「へぇ~?かわいいサンタ服でも買いに来たの?体系的に似合ってるわよ」
「ふん、言ってろ」

「・・・まぁいいわ、じゃね」
とアツコはさっさと帰ろうとした所で、コウジは引き止めた。
「ちょっと待て。・・・仮面ってどこに売ってんだ?」

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「・・・仮面??」
「仮面パーティーで着ける仮面だよ」
「はぁ!?あんたが出るわけ!?」

「・・・うるせぇ、事情があんだよ、いいから教えろ」
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「どういう事情?」
「関係ねぇだろ」

「なら自分で探せば?その顔で、気に入った仮面をレジのお姉さんに渡すのよ?」
嫌な事を言ってくる。
コウジはレジの女性に仮面なんかを渡すなんて無理だ。
やりたくない。本当ならパーティーだって参加したくない。
ルールも知らない。何もかも知らないのだ。
恥かしくてたまらない。
・・・プライドが許さない。


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「仮面っていったって、色んな種類があるんだから!サイズもデザインも。それをあんた1人で選べるの?あ!それとも、店員のお姉さんにどれがいいですか~?って聞くのかな?」
「・・・・・・」

「ま、それならそれでいいんだけど?じゃあ、私帰るからね」
「・・・・・チッ・・分かった。説明するから・・・・・代わりに選んで買ってくれ」
たまらず降参した。
完全に負けた。痛い所をつかれすぎた。


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「まっかせなさい!」



1階のカフェで話を聞いてからね!と
ちゃっかり逃げられないように誘われた。


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2人は窓際に座った。
雪が積もるクリスマスだからか、
モールのカフェはとても空いていた。

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「・・・まぁ、全部はさすがに話せねぇ」
「なんで?」

「人には何でもかんでも簡単に話したくねぇ事情があるもんだろ」
「・・・まぁね。わかった、パーティーの事だけでいいわ」
注文したケーキをパクッと一口食べながら答えた。

「俺の親父が行方不明で、探偵に探してもらってんだが、探偵の情報によれば親父の居場所を知ってるかもしれない元秘書がサンセットバレーに住んでいるらしい。」


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「ふむ。それで?」

「その女は普段SPに囲まれて、とても一般の俺は話すこともできねぇ」
「でもあんたの親父の元秘書なんだから言えば話せるんじゃないの?」

「いろいろあって不可能なんだよ。それで、女は月1回開かれる仮面パーティーによく出席してるらしいから・・・」
「そこに潜入して見知らぬ男のフリをして話す場を作ろうって事ね?」

「・・・あぁ」


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「あんた不器用そうだけど、本当に出来るの?」
「さぁな?でもやるしかねぇ」

「面白そう!あたし手伝ってあげるわよ!」
「いらねぇよ」
「なんで?あたし、そういうの超得意だよ?」

「それ、お前が楽しみたいだけだろ」
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「あたしが手伝いにいけば、あんた1人でやるより、うんとスムーズだと思うけどなぁ~」
「手伝いたいか?」

「正直、仮面パーティー参加してみたいって思っただけだけど!」
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「なら、エロ目とどうなったか教えろよ」
「はぁ?関係ないじゃん!!」

「じゃあいい。俺1人で潜入してくるから手伝いはいらねぇ」
「・・・」
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「あんまり言いたくない事情ってもんが、あるじゃない」
「それを俺はお前に話した。お前も話せ」

「・・・・・」
「無理はしなくていいぜ?俺1人で行くし」
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「・・・わかった。でも話すのはもう少し後にして。」
「・・・いいだろう。でもちゃんと教えてもらうからな」
と、またニヤついているコウジの顔を、アツコは悔しそうにちょっとだけ睨んだ。



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「そうと決まれば!」
とアツコは立ち上がった。

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「2人分のド派手な仮面を買いに行くわよ!」
「俺は地味でいい」

「仮面パーティーってのは、身分を隠しながらも目立った仮面で相手をどれだけ誘い出せるかの勝負なのよ!そんな地味な仮面で入室すらできないわよ!」
「・・・それは盛りすぎだろ」
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「レッツゴー!♪」

アツコはスキップで店を出る。
コウジはそのハイテンションについて行けるはずもなく、静かに立ち上がってゆっくり後をついていった。








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「あー!このジャケいいかも!」
アツコはお店に入るや否や、目の前の洋服に目を奪われた。

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「・・・・おい」
「ちょっと待って!これ見てから!」

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「あーこういうスペース私も作ろうかなー」
アツコは自分自身の買い物に夢中になっていた。

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「・・・・」
そのまま20分が経過した頃、ようやく仮面売り場の方へ
向かった。
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「このショーケースの中のがそうよ、どれにする?」
「一番安いのでいい」

「ばぁか!そんなんじゃダメよ!コッチにしなさいよ」
「・・・・・そんなの俺いやだ」
アツコが指さした仮面は、羽がたくさん着いたキラキラ光っている仮面だ。


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「わかった。じゃあコレは?」
「・・・派手・・・」

「これくらいが普通なんだってば!」



こうして2人の仮面選びは続いた。
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20分後・・・
それぞれの仮面を買ってモールの外に出た。
あれからもずっと振り続けた雪は、まだしばらく止みそうになかった。

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「じゃパーティーの日、駅で待ってるから」
「あぁ」

「正装だからね?」
「あぁ」

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「・・・一応、言っておくけど、正装の中でも派手な方選びなさいよ?」
「・・・」

「目立ってナンボなパーティーなんだから!!」
「お前は目的を履き違えてるぞ・・・」
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「大丈夫よ!元秘書探しでしょ!まかせなさいって!じゃまたね!」
「おう」

2人は、モールの入り口で別れた。
コウジの頭の中では、パーティーへの恥ずかしさや不安というより
アツコがどんな姿やテンションで来るのか・・・
そんな恥かしさや不安の方が大きくなっていた・・・。


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| sims物語本編 | コメント(10)

コメント

こんにちは!いよいよ仮面パーティーに潜入か?!と思いきやアツコちゃんに捕まっちゃいましたねwwでもアツコちゃんちょっとやそっとのことじゃ動じなそうだから、こういう時は頼りになるかも?!w
>「へぇ~?かわいいサンタ服でも買いに来たの?体系的に似合ってるわよ」
こういうことをさらっと言えちゃうアツコちゃん、好きだww

そしてコウジくん!!
仮面をレジに持っていったりすることが>恥ずかしくてたまらない って可愛いとこあるじゃあないか!!やっぱりお坊ちゃま育ちだったからなのかな?
意外と恥ずかしがりや?なコウジ君と大胆なアツコちゃんが仮面パーティーでどんな格好になるのか・・・いまから楽しみです♪
それと前回の誘惑ポーズ「ストーリーで使う予定」と仰ってましたが、一体誰と誰が使うの?!
それもワクワクで期待しちゃってますw

2012年|12月|23日|16:19 |from LoveFlower888| URL

こんばんは!
更新されていた記事、
ストーリーもPOSEもテンションが上がるんですが一体どうしたらいいですか?!orz
POSE、まさかの誘惑ポーズにノックアウト!エヴァちゃんは可愛いな~。
受け身なダミアン様もイイヨイイヨー!っていうかデレデレ顔ですねΣ(´Д`;)
キー!悔しい!(ハンカチ噛むwww)

ストーリーはコウジ君好きの私的には堪らない。もうごちそうさまですw
まさかのアツコさんが、ここで登場には驚き!
でもコウジ君、エロ目とかwww的確すぎるよ?!wwwww
(外見的な意味じゃなく行動的な意味でー!!www)

あと今回の誘惑ポーズ、だっ、誰に使うんですか?!(滝汗)
コウジくんはやめてーー!>< 続き楽しみにしてます♪

2012年|12月|23日|19:59 |from りぐのえる| URL

こんばんは~^^
前記事のポーズ素敵ですね~^^
どんどん新しいポーズを作られてて凄いですね!
カップルポーズって単体より難しいんでしょ?
表情も付いてきて凄いわぁ^^
自分でも作ってみたいけど、難しい部分が多過ぎて
手が出ないwwwので他力本願~(爆)

コウジ君いいわぁ~^^
↑ 
りぐのえるさんもコウジ君好きなのね?
・・・ライバルだわ(笑)
コウジ君はイケメンじゃないけど、内に秘めた
自信というか安定感というか、そういう雰囲気が
好きなんですよね^^
彼に任せとけば大丈夫的な。
アツコさんとコウジ君の仮面パーティー・・・
楽しみですね!

2012年|12月|23日|21:40 |from mirumom| URL

こんにちは!ご無沙汰しております~(*^^*)
シーズンズ、導入されたのですね!
一つ一つすげーってなりながら読んでいましたw
ストーリーも進んでて嬉しい!
サトシがついにお父様と決別…。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚
ハンナも、サトシの事をそっとしておいてあげたいと思いつつも仕事だから…切ない(´;ω;`)
後、コウジも動き出しましたね!!
まさかのアツコとの仮面パーティ…!ど、どうなるのか怖いやら楽しみやらw
けどアツコ、根はいい子なので上手くやってくれそうだなぁとも(*^^*)
ポーズの配布も始められたのですね!素敵なポーズが一杯…!!
早速頂いちゃいました!素敵なポーズをありがとうございます(*ノωノ)
ではでは、続きも楽しみにしております~!

2012年|12月|23日|22:35 |from lira| URL 【編集】

Loveflowerさん
こんばんわ。
仮面パーティーのお話までもう少しありまして、パーティー潜入には多分コウジ一人では無理かなとwアツコというパーティーアニマルが必要じゃないか!!ってことで召還しましたw
コウジは堂々としてますが、やはり男性であって恥かしいんですよねw可愛いとこあるでしょ?お坊ちゃま育ちとありますが、まぁぶっちゃけそうでしょうねw後々分かりますが。
ポーズは誰と誰かって事になりますが~・・・まだ内緒です♪w
ありがとうございました!

2012年|12月|23日|22:37 |from ahiruchanet| URL

りぐのえるさん
こんばんわ。
ポーズのダミアンのニヤケ顔はいかがですか?ww脳内で変換して下さい!女の子は大概、脳内変換が得意な生き物ですよ!wほらっハンカチかまないの!ww
コウジ好きなりぐさん待ってました状態ですねww良かった!もう動き出しますよ!乗り遅れないでください!彼の過去と父親との決着を是非見守ってやって下さい><
ポーズは気になりますか?ぐへへ!誰に使うかお楽しみに~・・・w

2012年|12月|23日|22:41 |from ahiruchanet| URL

mirumomさん
こんばんわ。
ポーズ作りも少し慣れてきたんで、物語に使うもの中心で作っていこうと思ってます^^;自分用のものは作りが荒いと思うから配布はしませんが、良さそうなのが出来たらうpしよっかなって感じでwいつも褒めてもらってありがとう!でもね、全然すごくないんだよ!
コウジファンがどんどん増えてる!あいつイケメンじゃないのに!ただのデブでニートのくせにww
でも最近、作った当初より痩せた気がするんですよね。痩せてほしくないから太らせてますよw
でも、性格は誰よりも男前なので、男は外見じゃないんだなと証明してくれたキャラです!w

2012年|12月|23日|22:46 |from ahiruchanet| URL

liraさん
こんばんわー!お久しぶりです^^お忙しいみたいですが、体調くずしてないですか?
そうです、サトシはついに新たな1歩を踏み出したんですよー!ハンナとの距離も少し縮んでいい感じですよw
コウジも本格的に動きました!これから仮面パーティーという妖しいwパーティー潜入編になりますww
私もヘタクソながらポーズなんかを作って配布なんてものを・・・!クオリティが低すぎて恥かし死にしそうですが、それでもめげずにやってますw
シーズンズ楽しいですよ♪パーティーが個人的に好き^^コメ、エントありがとうございました!!

2012年|12月|23日|22:51 |from ahiruchanet| URL

こんばんわ♪

こんばんわ♪

コウジの話、楽しみにしてました(`・ω・´)
なるほど・・元秘書かぁ・・
潜入して無事に話せるのかしら(゚Д゚;)

アツコに完全に負けたコウジが可愛いですねww
アツコの気持ち分かるー!
女性には中々話せないテーマがあるんだよぅ!w

次回の更新も楽しみにしてまーす(=´ω`=)

2012年|12月|24日|01:19 |from kaorin114| URL

kaorinさん
こんばんわ!
SPで固めて生活してるってことは、何かに怯えてるってことで、聞きだせるかどうかは分かりませんが、コウジとアツコの頑張り次第ですね。
そう、女の子には、男の子に話せない色々な悩みがあるのにねぇ~!コウジったら!
コメントありがとうございます^^

2012年|12月|24日|18:06 |from ahiruchanet| URL

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