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sims物語78 「レイの過去」

仮面パーティー会場の最上階にあるVIPルーム
バーや、カラオケ、色鮮やかな照明

数名の着飾った男女が、楽しむ横を通り過ぎ
奥の一室へと入っていく。

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「随分、大きくなったのね、“坊ちゃん”」
「!?」

Screenshot-3_20130208151404.jpg
「・・・気づいてたのか?」
「さっきね。やっと思い出したわ。この懐かしい感じ。あなた父親そっくりね」
大きく目立つ仮面をはずし、ドアに寄りかかりながら、
懐かしい目で見つめる。

「フン・・」

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「あなたがこんなところに何の用?まさか、純粋に楽しむために?」
「分かりきったことを・・・」

Screenshot-5_20130208151406.jpg
「そうね。私に聞きたい事があるのかしら。父親の行方?それとも、私を殺しにでも来たのかしら」
そう言って、レイはコウジの表情を覗き込むように横を通り過ぎた。

「そうだな、勘がいい。両方だ、と言いたいところだが、今日は親父の居所を聞きに来た」
「あら?それだけ?」

「それと真実」
Screenshot-7_20130208152516.jpg
「今更、聞いても真実なんてないわ。あなたが見たまんま。それが真実よ」
と、タバコを咥え、ライターで火をつける。

フゥー・・・と肺に入れた煙を天井目掛けてゆっくりはく。


Screenshot-12_20130208152518.jpg
「俺が見たまんまが真実なら、尚更お前を許すことはできねぇな」
容赦なく睨み付けるコウジを、鼻で笑って
ベッドに腰掛けた。

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「本当に知りたいの?あんな父親、忘れなさいよ」
「俺の家族をめちゃくちゃにしたんだ。お前と・・・親父が!」

「・・・何か勘違いしてるようね」
「なに?」

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「この期に及んでごまかそうってんじゃないだろうな?」
「あなたが私に恨みを持っても仕方ないとは思うけど・・・どうしても聞きたいのかしら」

「あ?」

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「私が知ってる真実はあなたにとって、今以上に辛いと思うわ」

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「もう嘘はいらねぇ。これ以上の辛さなんてねぇんだ」
「そう、覚悟ができてるって事ね?」

吸っていたタバコを灰皿に捨て、窓際の方へ歩いていきながら
眉間にしわを寄せて思い出したくない過去の記憶を蘇らせる。

Screenshot-19_20130208155020.jpg
「・・・私が、柳場セイジ社長の秘書として働き始めて半年くらい経った頃・・・だったわね・・・」












1 (3)
社長はいつも無口な方で、淡々と仕事をこなす方だったわ。
そこに憧れを抱いてた。
信頼もしてた。あの時までは・・・

ray (1)
「何をしている?」
「書類の整理をしなくては。もう棚に入りきりませんから」

「悪いな、整理整頓はどうも苦手でな」
「いいんです」

ray (2)
ray (3)
「!?な・・!?社長?」
彼は書類の整理をしてた私を後ろからいきなり抱きついてきた。
「黙っていろ。」
耳元で彼の息遣いがとても近くて、
驚きで体が固まったわ・・・。
そしてすぐ横のソファに目掛けて押し倒された私は
恐怖で震えだしたの。

ray (4)
「や、やめて下さい社長!」
「大きな声を出すな!」
ワントーン低くて太い彼の声が部屋に響きわたった。

ray (5)
「お前の母親は体が不自由だと言ったな?私のいう事を聞けばボーナスをやろう。」
「・・・え!?」

「そのお金で、今よりもっとマシな家と家具を買ってやればいい。親孝行をしたいと言っていただろう」
「・・・社長・・・でも・・」

「余生、苦しみながら生きる親を楽にさせる為には、うんと働かないといけない」
「・・・・」
たしかに、不自由な親を楽になせたくて、念願の秘書になり、
この春から柳場邸でお仕事させてもらえてた。
経験も浅く、貧乏な私のような人間を雇ってもらえたことで
とても感謝をしていたから・・・
これを断ってクビにされるのが怖かった。

何より私が耐えれば、親を楽にしてあげられる。
選択肢はあまりなかった。








ray (7)
「ん・・・ん・・・」
その日から、私は体を彼に売る毎日。
彼が求めれば、拒否することは決してできなかった。

ray (8)
私には次がない。
富裕層な家で秘書として雇ってくれたことは
奇跡に近かった。
これで拒否をすれば、嫌な噂をたてられて
きっと再就職なんて難しいだろう。
私がこの事を暴露した所で、世には出ない。

・・・彼にはその力があった。

ray (9)
「パパー!!助けて!ユウジが!!パパー!!」

「チッ!何だコウジの奴・・・おい、会議中だと言って追い出して来い」
「・・・・はい」

ray (10)
勿論、他の家族には内緒に。
必死になって嘘をつき続けた。
彼の奥様、息子2人、執事。
この家にはたくさんの人がいたけれど、
助けは求められない。











それから長い年月が過ぎた。
これは、彼と私が招いてしまった事故・・・。
きっと、私が・・・あの日、拒否していれば・・・

あの日、あの子を信じていれば・・・・こんな事にはならなかっただろう。
6 (17)
奥様がプールで自殺をした。
私たちの関係に
感づいていたのかもしれない。

遺書には、ただ、
「天国で待っている子に会いに逝くわ」
とだけしか綴られていなかった。



そして、さすがにマイったのか、
彼はひどく落ち込んでいた。
「少し、この家を離れたい」
と言うから、車で何時間も走り続けた。

町をいくつか過ぎて
道中のモーテルで宿泊することになったの。
ray (15)
「・・・社長・・・大丈夫ですか?」
「・・・・・・」


ray (16)
「お前はクビだ」
「・・・え?」

ray (19)
「こんな事になって・・・私は正気ではいられない」
「でも・・・社長・・」

ray (22)
「私は立ち直れそうにない」

窓際に立ち、まだ動転しているようだ。
体が小刻みに震えている。
とてもじゃないが、このまま普通になどしていけなかった。

ray (21)
「私・・・行く当てなんてありません!」
「お前ならどこへでも行ける。私たちの関係をバラしてもいいぞ。ただ、バラせば今回の事で
仕事は来なくなるだろうが・・・」

「・・・」
「今すぐ・・・消えてくれ」

ray (23)
「・・・・・お世話に・・・なりました・・」
「・・・」


ray (27)










Screenshot-25_20130208163942.jpg
「自分勝手に私をもて遊んで、それが原因で家族が崩壊して・・・結局、私を追い出した・・・。自業自得ね」
「・・・・」

「これが真実。私は・・・被害者なのよ」












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| sims物語本編 | コメント(10)

コメント

こんにちはー!
遂にレイとコウジ君が対峙する時が~!
おおぉ!レイはコウジ君に気付いたのね!
そしてまさかまさかのレイからの話~w
レイの方からちゃんと話してくれるとは思わなかった!

うーwレイの話が真実だとすると・・・
コウジ父ちゃんひでえ奴だっ!
これだから金と権力のある男って・・・(´・ω・`)イラッ
段々過去が分かってきたけどまだ謎が残りますねw
あの子を信じていれば?天国の子?
そしてあの後何があったの?!
うわーw気になる~^^;
話を聞いたコウジ君がどう思ったのかも気になる!
続きも楽しみにしています~!^^

2013年|02月|08日|17:46 |from mirumom| URL

こんばんは!!

お話しまだ全部読み終わってないんですけど、
面白いのぉ(´∀`)
これから、また読む予定(^O^)

にしても権力あるからって、
それを武器にして、挙げ句の果てに自分で滅茶苦茶にしたモノを愛人のせいにして・・・うーん(´・ω・`)
続き気になる(^-^)

2013年|02月|08日|19:02 |from pom| URL 【編集】

こんばんは!!
今回のお話の続き、すごく待ち遠しかったのでUPきて嬉しい~~♪

ずっとコウジ目線で見てたのでレイさん、悪女とかと思い込んでたけど、悪いのはコウジのお父さんだったのですね。。。;;
コウジ君はいい奴なのに・・・お父さんてばパワハラ&セクハラですよーーう!
拒む選択肢もなかったレイさんがすごく可哀想になっちゃった><
コウジ君の家庭も壊れちゃったかもしれないけど、絶対にレイさんの人生も狂っちゃったよね。

ユウジ君っていうのはコウジ君の兄弟なのかな?
おかあさんの遺言「天国で待っている子に会いに逝くわ」の文から察するに、この時ユウジ君は事故か何かで死んじゃったのかな;;
罪深いお父さんだ・・・。

この話を聞いたコウジ君がどんな反応を見せるのか・・・。
更新待ってます!

2013年|02月|08日|19:42 |from LoveFlower888| URL

こんばんは。

レイさん、美人!これは美人!!////
コウジ君に気づいていたのか!でも彼女が自分から話し始めるとは驚きましたね〜。
相当な悪女だと思っていただけにショックでした。
本当のことなのかな・・・コウジ君には辛すぎる真実だよー!

コウジくんパパ、かなり最低だけどイケメンでときめいてごめんなさいorz
「コウジ君が痩せたらこうなるのかな///」とか思って本当にごめんなさいorz
うわあ〜〜〜〜、コウジくんどうするんだろう!?

続きたのしみにしてます!!!!

2013年|02月|08日|22:53 |from りぐのえる| URL

mirumomさん
今回はレイさんからちゃんと説明していただきましたよw

レイは気づいてたにたいです。ほら、デキる女って勘も鋭いしw
そうね、レイの行ってることが真実なら同じ女として許せません。
そして身内であるコウジも許せないでしょう。

母親の自殺、謎の言葉・・・
これがコウジの過去の全てではないですよ^^
あくまでレイの過去です。レイ視点のものですし、
全貌が明らかになるのはもう少し後になりそうですw

2013年|02月|08日|23:27 |from ahiruchanet| URL

pomさん
権力の力って結構みんな使ってると思うんだ(キリッ
今回のお父さんもね、ひどいでしょ!?w
金持ちの考えることって理解できませんw

自分でやらかした結果、逃げるとは・・・
もうね、救いようがないですね~

お話読んでいただけてるようで!
ありがとうございます^^ゆっくりでいいですよ♪

2013年|02月|08日|23:30 |from ahiruchanet| URL

LoveFlowerさん
楽しみだなんて!そんな事言われると嬉しすぎww
そうですね、コウジ側からだと相当嫌な女なんだろうと思いますが、
レイは実はこんな事が・・・
ま、あくまで「レイの過去」で、レイ視点です。
見る人によっては感じ方も色々変わると思うので、お楽しみに!(意味深

鋭いですね~!まぁ察しが着くと思いますが、ユウジはね、兄弟です。
彼がこの話の鍵、というか始まり、というか。
それはもう少し後になっちゃいそう!なんせ登場人物が多いものでwww

2013年|02月|08日|23:35 |from ahiruchanet| URL

りぐのえるさん
レイ美人?ありがとう^^設定では36歳ですがwwうん・・・
本当の事がどうかは分かりません。でも、
今はレイの言った事が真実に近いと思うしかないでしょう。
コウジのショックは大きいと思います。
作ってて思いますが、コウジ病んじゃうんじゃないの?www
これヤバくね?www

え~?お父さん萌えですかぁ!?ww
コウジが痩せたらこういう顔になる設定だけど、
実際に親子として作ってなくて、コウジを年とらせたワケでもないので
、実際はこうなりませんwwてへ!

2013年|02月|08日|23:41 |from ahiruchanet| URL

こんばんわ~!

まさかの真実ですね(;´Д`)
レイさん自分が悪者にされてるのに今まで秘密にしてくれてたんですねぇ。
こういう薬とかやっちゃうパーティに参加するようになったのもコウジの親父きっかけなんですかね~(´・ω・`)
そうだったらめっちゃ可哀想。

ていうかこれが本当の話なら親父最低!ヽ(`Д´)ノ
権力を自分の欲望に乱用するまさに悪を絵に描いたような悪ですね!
コウジ君が叫んでたときユウジ君に大変なことが起きてたんですよね。。。
お父さんも消えちゃってる訳だからコウジは家族全員失っちゃったみたいなもんなんですね・・・そりゃ殺したいほど恨む気持ちもわかるかも。

こんな真実を聞かされたコウジは一体どうするんですかねぇ・・・
次も気になる><続き楽しみにしてます♪

2013年|02月|09日|00:04 |from りりん| URL

りりんさん
レイはまだまだ謎めいた女ですよ~!
彼女の言っていることが真実なら、親父は許せないですね。
なるほど!りりんさんの推理だと、
かなりレイも人生狂わされてるんですね!
そうかもしれませんね^^

このレイの過去でも予想されるコウジの悲惨な過去。
少し分かってきましたね!
ユウジの存在、母の自殺、父とレイの関係。
その後もまだまだ続きます。
これだけじゃないんです。これからコウジ視点、父視点も・・・・・
それで全てが明らかになるのでお楽しみに!でも期待はしないで!w

2013年|02月|09日|18:32 |from ahiruchanet| URL

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