みなさん、こんにちわ！

バレンタインだよーΣd(ﾟ∀ﾟd)ｫｩｨｪ!!!

チョコ作りましたかぁー！？


私は、１年に一度きりの「お菓子を作る貴重な日」として、
自分のために作ってるよーｗｗ

もちろんあげる人にあげるためでもあるけど、

年々めんどくさくなってきている。


でも、チョコだいすきなので作るよ！（もはや自分のためが８割を占めるｗｗ）









さて、今日は超久しぶりにこの方たちのご出演です！！
紹介しただけで終わらせなかったよ！





観察（ではない）バイオ編「クリスの寂しいバレンタイン」








ピアノを弾くジル。
もちろん曲は「月光」
キレイな音色が部屋に響き渡っている。


「・・・ジル」
小さい声でジルを呼ぶがピアノの音にかき消されて
聞こえていないようだ。


「ジル、今いいか？」
やっとクリスの声が聞こえて、
ハッと驚く。


「どうしたのよ、クリス」
「あぁ、いや・・・ほらっ今日は・・・」

「ん？」
「何の日か分かるか？」
突然のクイズに、何も思い当たらなくて
難しい顔になる。


「分からないのか？チョコだよ！俺もらってないからくれ！」
「・・・え！？」

「え？って・・・当然くれるよな？だって去年は・・」


「クリス・・・たしかに去年はあげたけど、あれは実家からチョコをたくさん貰っって食いきれないからあげたってだけよ？」
「何だよ！俺たちの仲だろ！？」

「ちょっとｗ本気？いくつだと思ってんのよ～」
ジルが、プッと笑ってしまったことでクリスは怒ってしまった。


「笑うなよ！楽しみにしてたのに！」
「そんなに怒る事？子供じゃないんだから！」
こんな子供みたいなクリスは初めて見る。
どう対応したらいいか分からなくなる。


「あぁそうか！子供で悪かったな」
「もうどうしちゃったのよ？あなたらしくない！」

「俺らしいって？いつも眉間にシワ寄せて銃ぶっ放してるのが俺？チョコを欲しがる俺は俺じゃないってのか！」
「そ、そうじゃないって・・・」


「もういい！」
クリスは怒って部屋を出て行く。
ドスドスと足音をわざと大きくして・・・。




・

・

・


「・・・・おい、エイダ」
クリスはそのまま本を物色するエイダの元へ来たようだ。


「今日は何の日か分かるか？」
「さぁ、煮干の日かしら？ふんどしの日ってのもあるわね・・・」

「何だよ・・・その摩訶不思議な記念日は・・」
「あぁ、思い出した、バレンタインね」


「そう！だから、チョコくらいお前だって用意してんだろ？」
「・・・」
エイダは表情一つ変えずにじっとクリスを見つめる。


「悪いわね、お兄さん、なぜ私があなたにチョコをあげなきゃいけないのか、まったくわからないわ」
「そ、そんなキツイ事言うなよ、お前がやらかした過去は水に流してやるからさ」



「あら、優しいのね。でも別に流してくれなくてもいいわ」

エイダは冷たく言い放つと部屋から出て行ってしまった。
（クソ！）
と心の中で舌打ちをして、落ち込みながら１階へ降りる。




そこにはレオンがミニバーデドリンクを作っていた。

「・・・よう、いたのか・・・」
「クリス、やけに元気ないな」

「まぁな・・・・」


フと横のテーブルを見ると、どっさりとチョコレートの箱が乗っかっていた。
驚いて、一瞬固まった。
実は２人が用意していた俺へのチョコかも！
と思ったが、
冷静に考えたら、この部屋にレオンがいるっていうのが気になる。

「このチョコ、なんだ？」
（知らないと答えてくれ！知らないと答えろレオン！！）


「あぁ、さっき家の前でもらったんだ、甘いものは好きじゃない。欲しいなら食っていいぞ」
クリスの願い空しく、やはり
この大量のチョコはレオンのものだった・・・。






（ックゥゥゥゥゥゥゥ！！！）

悔しさがクリスのでかい体を駆け巡る。
つい、レオンを嫉妬の目で睨みつけてしまった。
しかし、嫉妬してるという事を悟られないように、
何事もなかったかのように部屋を出ていった。





「いいんだ・・・俺はもう諦めた・・・ふて寝だ！畜生」
クリスは悔しさは早く忘れようと
早々とソファでふて寝した。

結局、チョコを１つも貰えずにバレンタインデーがすぎようとしていた・・・・・。




・

・

・






「・・・まったく、呆れる程子供なんだから」
ジルはやれやれという顔でクリスの寝顔を見る。

「こんな事する必要あるの？」
と、エイダ。

「意外な一面を見たな・・・」
とレオン。

「それでも、チョコレートでこんだけ騒がれたらやるしかないでしょ」

クリスのすぐ近くには、たくさんのチョコレートが置かれた。
３人から送られた
正真正銘、クリスへのチョコレートだった・・・。


翌朝、目覚めた後
満面の笑顔でチョコを手にする
クリスは、軽い足取りで一日を過ごしたのだった・・・。








fin


※これはフィクションです（当たり前ｗｗｗ）
登場したキャラは
ゲーム「バイオハザード」ですが、
実際はこんな人たちではありません。

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