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sims物語15 「後悔してんじゃねーよ」

eru (10)
 『その妹はなんと・・・詐欺を繰り返してた。被害届も出てるから、
 名前を兄から辿っていったら一発だとさ』


eru (7)
『その妹の名前は・・・真村アイ』


ただひたすら走ってアイの家に来た。
何年ぶりにこんな長距離を走ったのだろう。
俺をそうさせたのは

コウジの衝撃の一言だった。

走って家まで来たけれど、結果はわかっていた。
コウジが嘘をつくわけはないから。
あいつは実は仲間想いで、いい奴だ。

ただ面白半分でからかってるわけじゃないことだって分かってた・・・。



Screenshot-243.jpg
わかってたのに・・・俺はアイちゃんを信じた。

なぜだろう。


Screenshot-244.jpg
「アイちゃん、俺だよ、帰ってきたよ」

(待ってたのは俺じゃなくて、”金”だろ?)

Screenshot-245.jpg
「おーい!カギ、かかってるよ?アイちゃん!」


ドアをノックするが、ひと気は感じない。

Screenshot-246.jpg
「アイちゃん!いるか!?」


(いるわけない。)

saizu.jpg
「警察に捕まったんだ・・・」

(コウジがそう言ってただろ・・・)

自分でも情けない。
冷静になれない気がしたが、
心はなぜか落ち着いている。
ワケわからない行動をしてる自分にツッコむ余裕がある。

なぜだろう。



しばらくして、警察署に着いたケイは
ハンナとマナカを見つけた。


saizu (1)
tou (7)

二人は警察署の入り口に立っていた。
ケイを待ち構えるようにして。


tou (8)
ハンナがまず降りてきた。
その表情はとても険しくも悲しい、なんとも複雑な顔だ。



tou (13)
「ケイ、コウジから聞いたと思うけど・・・・」

「・・・アイちゃんは・・・?」

tou (15)
「・・・」

「認めてるんだな?」

「えぇ、あっさりと認めたわ。もうダメだって分かってたみたい・・・。」
「・・・そうか」
tou (9)
しばらく沈黙が続いたが、それに耐えかね、ハンナは知ってるアイの情報を話始める。

「あの子、別の街でも30万騙してて、この町では200万、そんで兄も強盗に手を染めて
 合計280万ですって・・・。」

「・・・そっか・・・」






tou (51)
「病気の母の手術費が払えなくて、当時知り合ったばかりの子に10万借りたんです。
最初はちゃんと返すつもりでした・・・。でも、どんなに働いても返せない。
母の具合は一向によくならないし・・・。それで、借りた子に説明したら
すぐに20万貸してくれたんです。」


tou (45)
「なんて簡単に貸してくれるんだろうって思いました。母は病気と闘いましたが
手術の甲斐なく亡くなりました・・・。でも、お金は経済的に返せる余裕がなくて
アパートにも家賃が払えず追い出されました・・・。だから貸してくれた子と同じ言い方で
別の男性にお金を借りました・・・。」

「お金に心を奪われたんだね?」
「はい・・・」
tou (50)
「お金をもらうとすぐに街を出ました。足がつかないように必死になって。
 お金がなくなると、その街の騙せそうな男の子にお金を貰って、すぐに消えたりして・・・。
 私、どうかしてたんです・・・あんな大金を手にした事なかったから、その魔力にコロリと
 やられたんですね、きっと」

tou (40)
「お兄さんも一緒に詐欺をしてたのかい?」

tou (48)

「兄は最初何も知りませんでした。私がいけないんです。ある人を騙すために協力してもらおうと
 思って事情を話したんです。・・・まさか兄が強盗をしてたなんて知らなかった。兄にもっと早く
 私がしてる事言ってれば兄は強盗なんてしなかったと思います。
 必死に止めてましたね。そしたら今、もしかしたら捕まってないですね?ふふ」

「遅かれ早かれ、君は償いをしなくてはいけないよ。お母さんが悲しんでるからね」

tou (37)
「・・・そうですね・・・」





ハンナは警察から聞いた事をできるだけ細かくケイに話した。
ケイは話をただ静かに聞いている。

「・・・あの子、取り調べが終わってからも謝ってばかりだそうよ」
するとケイは何も言わず歩いて行った。

tou (19)
「ちょっと、ケイ!どこ行くの?」

「・・・・・頭冷やしてくる・・・」


tou (20)
「ケイくん!!」

マナカが後ろから呼ぶが返事はなかった。


tou (22)
「大丈夫・・・よね?」

「大丈夫よ。ケイは。」





アイちゃんを助けてあげたかった。

そんなことしなくても、幸せを感じてほしかった。
アイちゃんを心から信じれる存在でいたかった。
お金なんてなくても十分幸せなんだって
気づいてほしくて。




tou (26)
彼女と出会って、俺は一目ぼれした。
1カ月モジモジしたけど、思い切って告白したら
OKしてくれた。
何度も恋してはフラれ、どっちかっていうと・・・いや、
・・・比べなくても苦い思い出ばっかりだった。

tou (27)
でもアイちゃんは今までの女性とは違うように思えた。
会う度に、好きな気持ちが強まる。
あの笑顔を、守りたかった。
だから付き合えた時は、人生最高の瞬間だった。

tou (28)
「何がしたかったんだろうなぁ、俺。」


その日、答えのない自分への問いの答えを考えていた。
出た答えはすぐに波が奪い去っていくかのようだった。






tou (53)
気づけば、朝になっていた。
何時間ココにいただろう。

結局、答えは
「俺はバカでマヌケでどうしようもない不運男・・・」
これしか出てこなかったのだ。




するとコウジがいつの間にか横に来ていた。
tou (54)

tou (55)
「・・・俺、しばらく女は、いらない」

「だろうな」

tou (57)
「アイちゃんの前に付き合った子、覚えてるか?」

tou (56)
「あー・・・キミコ?」

tou (58)
「全然ちげぇ!ミナミだよ。俺、その子と別れたとき、カッコつけて
『相性最悪だ、もう終わりにしてきた』とか言ったけど、本当は浮気されてたんだよ」

「浮気の1回や2回、許してやれなかったのか」
tou (59)
「・・・・・・・・7股されてたんだよ」

「あ?」
tou (71)
「俺が7股目だった。大本命の男から一番遠い、どうでもいいポジションだったんだよ・・・」

tou (70)
「ブッ!!!!」
コウジは思わず噴き出した。
「笑えるだろ」

tou (59)
「仕事もサッカーチームに所属してても万年補欠。
 選抜に奇跡的に選ばれてもピッチには立てないし。何やってもうまくいかない・・・。
 俺、まじでダメ人間だ。なんでこんなことしてんだろうって思うよ」

「それでもよ・・・」

tou (66)
「いつか報われるって信じてるから、続けてんだろ?」

「・・・」
tou (63)
「それを今、やめるんじゃねーよ。後悔してんじゃねーよ。自分がそんとき信じた道を
 ひたすら走っていけばいいじゃねーか。」

「・・・」
tou (67)
「道を間違ったって、それが遠回りになるってだけだ。
 いつだって訂正が効くんだから、迷ってねーで前に進めバカ」

tou (71)

「・・・あぁ。そうだな」


コウジの言葉一つ一つに救われた気がした。
この数時間、考えて出た答えを数分で壊したのだ。

なんとか前向きにやっていこう。
運は向かなくたって
俺には頼れる仲間がいるじゃないか。
考え方を変えていけば何事も前向きに生きていける。

きっと彼女も、しっかり償いをするだろう。
今までやってきたことを振り返った時、
とても後悔するだろう。
自分を責めて、泣くだろう。

でも、きっと、笑顔になれる。
彼女もまた、強い心を持っているから。

tou (72)
「さて、俺は帰る」

「あぁ」

そしてすれ違いざま、ボソっとコウジがつぶやく。

tou (78)
「・・・つか、もっとお前を一途に想ってる女が近くにいるだろ。」

「あ?」
tou (73)
「ちょいちょいちょい・・・おい、待てって。誰のことだよ?」

「じゃあな」


tou (79)
「おい、シカトか?誰のことだよ?おーい!!」




その声はむなしくも波の音にかき消されるのであった・・。
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| sims物語本編 | コメント(6)

コメント

No title

こんにちわ~♪

なんか…凄くよかったです…。
コウジ君の言ってる一言一言がジーンと胸に響きます。

アイちゃんにもお母さんが…
そんな過去かあったんですね。
人は最初から悪い人なんていない。
誰だって人から後ろ指さされるような事はしたくないに決まってます。
だけど、色々な事情やどうしようもない事って確かにあるから…。
もちろん、ずっとそれを続けた事には同情のよちはありません。
でもなんかアイちゃんが可哀相って言うか…そんな風に思ってしまいました。
これから償いをして、人生をちゃんとやり直せるよう、祈ってます。

さて、そんなアイちゃんを愛したケイ君も今回は悲しい事でしたね。
これを勉強に…とは言っても、心の傷は簡単には癒せません。
これって時間しかないと思うんですよね。
もう少し時間が経って、冷静に見られれば、きっとケイ君ももう一度恋が出来るはず…。

それにしても…7股ですか?(笑)
いっくらなんでもそりゃ傷つくわwww
コウジ君じゃないけど私も吹き出してしまいました(笑)

んでもってコウジ君はマジでいい奴。
最後のこのセリフ
「・・・つか、もっとお前を一途に想ってる女が近くにいるだろ。」
うっひょ~!カッケー!

そうそう…近くにいるよ?
と~~っても一途に思ってる子がね!

2011年|08月|08日|13:13 |from まことん| URL

No title

まことん様
きっと私だって大金手に入ったら狂うんじゃないかなっと想います。
お金の魔力って大きくて、人を簡単に変えてしまうものだと思うから。。。
ケイは、これをキッカケに女性関係から離れて行ってしまうんですけどね、それを知ったマナカの気持ちはどうなんでしょうね。
立ち直るには時間もかかるし、女性に対して不信感って絶対出てきちゃうと思うんですよ。私も7股されて、その後付き合った人に金騙し取られそうになったら、完全に信用できなるなるwww
信じるってすごい難しい境界線ですよね。
どこまでいったら信用していいのか、わからないです。
だから基本あまり人を信用しません★←えw
コウジはね~クールガイになってますねぇ。ま、あ自分の信じる道を突き進んでるからニートなんでしょうけどねwww

子供パワーに負けそうなまことんさん!がんばれがんばれ!負けるな!お前は富士山を目指せ!!・・・と、まぁ松岡修造さんのようにエールを送りますwあ、あと、私も嵐、夕立、大好きなんです!!!!ww

2011年|08月|08日|22:07 |from ahiruchanet| URL

No title

あひるさん♪毎度で~~す(o✪‿✪o)♪

おお!つ、ついに!!アイちゃんの過去が!!!
そうか・・・病気の母親を助ける為に・・・そうなっちゃたんだね。
楽な方へ逃げても、結局は!実にならないって事か・・・
アイちゃんは、捕まって!ホッとしている様な・・・?
自分でも罪悪感がずっとあったのか?
誰かにずっと止めてほしかったのか?
取り調べで話すアイちゃんを見てて、ふと!そんな感じがしました。

ケイくんも、騙されている事に気付いてまでも!!
いまだ!アイちゃんの事を想う・・・
コウジくんのお陰で!!未遂に終わったからか?・・・
これ!お金騙し取られた後に!すべてがわかったとしたら???
ケイくんの気持ちも変わったのかな?・・などと考えてしまいました。
しかし・・・7股って(((;゜Д ゜)))!!
週いちコースか?その彼女やるなぁ~”と、ある意味感心したww

次回も楽しみにしてま~~す(≧∇≦*)♪

2011年|08月|14日|10:41 |from きのこ| URL

No title

きのこ様
人間ですから、欲が勝ってしまうのは仕方ないし、まぁありがちパターンですよね。
 でも、本人も罪悪感でたまらない日々を過ごしてて、ケイとの時間は最後のあがきかなぁ?と思いますw
もうバレてるし捕まるだろうと覚悟はしてたみたいですw
未遂でなく、渡した後だとしても、気づいてほしかったんですよ。幸せはお金じゃない、自分といて幸せだって感じてほしかったんだと思うので、気持的には変化はなかったし、どっちにしろ、罪を償わなくちゃいけないと、いづれアイ本人が気づくと思います。
人って、行動してる裏で頭では冷静に考えられたりしますしね。でも何となく続けてしまう・・・。ダメダメ!そんなのダメです!www

2011年|08月|16日|17:47 |from ahiruchanet| URL

こっちにもコメントを!!
おぉwwどうやらアイちゃんはただの詐欺師ではなかったんですね~
母親のために最初は借りていが返せなくなって母親をしまいには亡くしてしまったという悲しい過去があったんですね~
でも生活の為らくしていことしたけど欲が勝っちゃってこういう結末におちいったとか・・・
やってる分には思わなくても後々終わったら後悔しか残らないですよね
これを気に刑務所から出たらちゃんと働いて幸せな生活を送れたらいいですね♪
あとお兄さんだったんですね!!あの医者ww
それは想像つかなかったwwて、ことはあの寝込んでいた患者は見知らぬ人だったわけだ;;;

でもショックですよね~この女の子が本当に好きな人だと思ってた矢先にこういう結末迎えちゃって;;;
しかもどこまで女運ないんだろうね;;;7股は尋常じゃないwwそれで次も好きになれるとか凄いww

自分は高校時代友人に裏切られた上好きな人が勘違いして自分を嫌いになられた過去があるんで「好き」の感覚がわからなくなりつつあります( ̄▽ ̄;)
この人いいなと思ってもでもこの気持ちは好きに値するのかただ初対面だから緊張してんのかと迷うんです・・・
(´;ω;`)んで最終的ただの友人かなで終わるww

っと話は置いといて
おぉおwwコウジくんナイスフォローww
髪型変わっちゃっててウケましたがwww
ただコウジくんがとっても男らしく見えましたww
いいこと言うね~><
最後のケイくんに気があるやつがいると言うだけ言って去るところww
本当仲間思いなんだなぁ~と思いますねww
これからのコウジくんの行動に目が離せないかもです(笑)

2013年|02月|07日|20:14 |from Alice| URL

Aliceさん
こっちもありがとう^^
アイちゃんもそうですが、みんな悪い人って最初から悪い人なんてあまりいないんじゃないかなと。
キッカケって絶対あると思います。
やってる時はそれでいいと思う。でもアイちゃんの場合、ケイ君と出会って、その仲間との絆とか目の当たりにした事で、本当の自分が出てきたんです。
きっと、この人たちを騙せない。諦めもあった、でも引き返せない。
やるしかない。辛いですね~
刑務所行って、戻ってくる頃にはアイちゃんも立派になってると思います。そう願います^^

えwwAliceさん、なんか複雑な経験してらっしゃるww友人に裏切られるってすっごく嫌ですね!
人間関係ってこの世で一番難解ですよ・・・w
好きって何だろう?って言いますが、答えなんてないと思いますよ♪

コウジはイイ奴ですよー!
これねwwたしかmodが消えたかなんかで髪型なくなっちゃったのよねw
でも次回からたしか、しれっと復活してるんで大丈夫ですww

2013年|02月|07日|23:03 |from ahiruchanet| URL

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