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sims物語31 「気になるは好きの意味?」

楽しかった日曜のBBQが終わり、
数週間経っていた。

ある週末のこと。
今日は14時で仕事を終わらせ、
タオ、カズの2人は帰宅しようとしていた。


ai (62)
「カズ」


ai (61)
「もう家行きますか?ちょっと僕図書館に行きたいですから、寄りますよ?」

「あーじゃ俺も行く。暇だし」

ai (58)
「何借りるの?」

「階層構造の科学とか極限環境生物学とかー、そーいう本を読んでみたくて」
「あ~そしたら隣町の図書館の方がいいな、そっち行こうぜ」


2人は急きょ、隣町へ向かうことにした。
隣町には、2階建ての図書館がある。
ここ、ツインブルックより少し大きい。
しかも置いてある内容は少しコアなものが多い穴場でもあるのだ。


ai (63)

図書館までは車で20~30分程で着く。

実は2人はちょっと難しい本をよく好んで読むので
週に1回は来ている。

ai (64)

「・・・あったか?」
「似たようなのはあったです」

2人は真剣に物色する。
カズも付き添いで来たが、面白そうな本がないか探す。
ai (65)
「お前さ・・・。聞いていいか?」

「はい?」
「サキさんの事どう思ってんの?」
カズはなんとなく自然に質問してみた。
実は歓迎パーティの時からちょっと気になっていたのだ。

ai (66)
「・・・どうっていうのは・・・」
「だからぁ、その、アレだよ」

「アレ?あ!ありました!」
お目当ての本が見つかり、手を伸ばす
ai (67)
「やっぱ、好きか?」

「はい!大好きですよー!」
ニコニコしながら話すタオに少しだけイラっとしたカズは
タオに向かって睨みつけた。
「ち・が・く・て!!本じゃねーよサキさんのこと!好きなんか?」
ai (68)
「あー・・・う~ん・・・分かりません♪」
「分からない?」

「はい、ただ、やっぱりぃ、助けてあげないと!と思います。そういう感じで気になります
 それだけですよ」

「ふーん・・・」
ai (69)
パサッ

本をペラペラとめくって内容を確認していく。
読みながらも頭の中で考えていた。
「好き」と「気になる」は同じなのか、違うのか。

気になるのはたしかだ。
でもこれは恋心なのだろうか。
永遠とグルグル考えてしまうから
できるだけ考えないようにしていた。









一方・・・ツインブルック中央公園に来ていたコウジ

あの日、あの日曜日・・・

あまりにも怒っていたおじいさんの娘に
つい病気の事を言ってしまったコウジ。だが、
娘エミリは
「関係ありません」とだけ残して帰ってしまった。

あれから、しばらくおじいさんの姿が見えないので心配していた。
廃棄所やエミリの家、海辺、色々探してやっと、おじいさんの姿を発見した。

Screenshot-6_20111213205924.jpg
(いた・・・)

おじいさんは、寂しそうにベンチに座り、ただ公園で遊んでいる子供たちを
眺めていた。
Screenshot-7_20111213205924.jpg
自分が癌で、残りわずかの人生と告げられて初めて本気で後悔をしている。
過去の自分の行い、全てを悔んでいるのだ。
自分勝手だと分かってても、
1度きり、ほんの少しだけ孫との思い出が欲しかった。

でも、それも叶わなかった。
それが失敗に終わった今、彼は死を待つだけの抜け殻となってしまっているのではないかと
心配になる。
Screenshot-8_20111213205924.jpg
「じいさん、こんな所にいたのか」

「・・・あぁ、兄さん、世話になったな・・・もういいんじゃ。」
「もういいって何が?」
「放っておいてくれんか」

Screenshot-11_20111213205923.jpg
「わしは満足じゃ。こうなると分かっていた。だから心配せんでいい」
「何言ってんだじいさん」

「これは報いじゃ。神も許してはくれんじゃろう。分かってたことだ」
Screenshot-10_20111213205923.jpg
「あとは、わしの命が尽きるのを待つだけじゃ」
案の定、抜け殻となっていた。
こうなるのは報いだ。運命だ、仕方ない。
口から出てくる言葉はそればかり。
彼には気力や、生きるという目的もなくなってしまった。
喜びも、期待も、希望も、夢も、
彼にはもうなくなっていた。

「おいじいさん、これで終わろうってんじゃねぇよな?」
Screenshot-14_20111213211042.jpg
「・・・終わったよ」

「終わってねぇよ!」
Screenshot-15_20111213211241.jpg
「まだ出来るだろ?最後まで諦めるな!」

「見たじゃろ?エミリのあの顔を・・・・・・」


私を軽蔑するような眼。
あああああああ
「アニには二度と近づかないで!!!」


ああああああ
「・・・それと・・・これとは関係ありませんから」



Screenshot-13_20111213212239.jpg
(・・・・・)

Screenshot-20.jpg
「もう一回、娘と会ってちゃんと自分の気持ち言えよ」

「・・・」

Screenshot-22_20111213212238.jpg
「見たじゃろ?わしが癌で死のうが、もうエミリには関係ないんじゃ。」
「違うって、ありゃ強がっただけだろ!」


「もういいんじゃ、放っておいてくれ」
「じいさん!!」

Screenshot-23_20111213212238.jpg

「じゃあな、兄ちゃん。」

おじいさんは、ひょこひょこと
身体を重たそうに引きずりながら歩いて行った。
Screenshot-24_20111213212238.jpg
コウジは悔しそうに、ゆったり歩いていくじいさんの背中を見つめていた。















本に夢中になって数時間。
外はすっかり夕方になり、ふぁ~、と大きなあくびをしたタオは
夢中に読んでいるカズに聞こえるようにパタン!と本を閉じた。

「よーし!これ借りよう!」



ai (71)
「お?まじ?俺も借りちゃおうっかな」
「何ですか?」

「ずばり!『なまけることの幸せ』!へへっ」
「あっは!今度感想聞きたいですね」

ai (72)
「さぁて、どうする?このまま帰ってもいいけど、ちょっと寄り道しようぜ」

「どこ行きますか?」
「ん~・・・あ、そうだ!この前改装オープンした銭湯行こう!」
ai (73)
「セントー?」
「銭湯。風呂だ風呂!疲れた体をほぐしに行こうぜ~♪」

「おお!」
ai (75)
「そこには小さいバーもあるんだぜ?レッツゴー」


2人は海辺に出来た銭湯に向かうことにした。
図書館の手続きを終え、車で場所に向かう。
町の真ん中に建つ銭湯は、
古い旅館のような作りで、木のぬくもりが詰まっている。
つい先月に改装オープンしたばかりなので、
出来たばかりのようにピカピカしている。




「ッッッぷはぁ~~~~~!!!!!」


ai (78)
ai (79)
「やっぱいい湯だな♪」
「はぁ~気持ちいいですね!」

「だろ~?この夜空と町を見ながらってのも、気持いいんだよなぁ~」
ai (77)
「この銭湯、昔っからあるんだぜ?よく俺も来たもんだ」

「へぇ~ここ本当に、いいですね~」
「だろぉ?」


ai (81)
チャプン・・・

静かに時は流れる。
耳を澄ませば、虫の泣き声や、遠い所から聞こえるダンスミュージック、
どこかで若者たちがはしゃぐ笑い声、荒く足り回る車のエンジン音・・・



ai (82)
「あの向こう側に女湯があるんだぜ?燃えるな♪」

「あの・・・」
「ん?」

「気になる女性は、好きの意味でしょーか?」
「ん~・・・わかんねぇけど、そうなんじゃん?」

「そうですか・・・」


チャプン・・・

ai (80)
「え?もしかしてサキさん?」
「どうなんでしょーか?」

「お前はどうなりたいんだよ?もし、不倫関係解消されたとして、その先」
ai (87)
「え・・・ん~??」

悩むタオを見て、じれったい!と身体がうずく。
「例えば、今度はサキさんに不倫じゃないちゃんとした男性と付き合うってなったら?
付き合わなくてもいいや、好きかも?ってなったら、お前どう思う?」
「え?え?えっと・・・サキさんが幸せなら、そう望むなら応援します」
ai (90)
「それでいいのか!?他の男にあ~んな事やこ~んな事されても平気なのか!?」

「ちょっと待ってね・・・」
タオは頭で想像してみた。

ai (89)
「サキさんが望むなら・・・やっぱり、いいですよ」

「はぁ~お前・・・おこちゃまだな」
「オコチャマ??」

ai (88)
「そうやって強がってるけど実際そうなったら血相変えてウザイくらいヤキモチやくんだろ?どうせ」
「いやいやいや・・・w」

ai (91)
チャプン・・・
「はぁ~ちょっとのぼせちゃった」



2人は火照った身体でミニ・バーへ向かい、酒を1杯嗜むと
チェアーでゆったりくつろいだ。

「ぐがぁ~・・・・」
カズは気持ちよさそうに寝ている。

ai (92)
ai (95)
その間もタオは、考えていた。
実は、カズが言ったあの例え話、
「応援する」と答えてたが、頭で想像する度にムカムカしていた。


ai (93)
サキが知らない男と手をつないだり、キスをしたり、
彼女が幸せであるなら、気にならないだろうと思っていたのに
何故かまだ気にしている。
応援する気はあるのに、ウズウズする感じが嫌でたまらない。

ai (96)



こうして彼の中で
悩みは今まで以上に複雑に深まっていくのであった・・・。
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