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sims物語18「忍耐は甘い実をつける」

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「辞めたい・・・?」




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「それ、どういう事?あなたまだそんな甘ったれた事言ってるの!?もう少し粘るかと思ったけど、案外そうでもなかったのねぇ」


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「・・・」
「あんたみたいに中途半端に夢だけ見てるおこちゃまには興味ないわ。夢っていうのは叶えなきゃ意味がないの。でも叶えるにはもっと忍耐と努力が必要!あんたの夢ってのは所詮お遊びでワイワイ仲間同志でやれば気が済む程度のもんだったのね?」
「・・・」

「小さい頃に描いてたステージが、あなたの努力次第に手に入るのよ?それにねぇ・・・」

淡々と説教くらっても、もう何も感じない。
あんたの裏を私は知ってしまったから。

大学生の金持ちのガキに金もらって、雇われてる分際で
私に偉そうに説教してやがる。

本当にムカツク女。
その目。
その目を鋭くして、見下したように見てくる。
すごく嫌い。

いい加減、頭にきて黙らせたかった。
「あんたの忍耐力のなさにはほとほと呆れるわ。忍耐は甘い実をつけるって言葉知ってる?これは・・」
「あのさぁ・・」

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「あんたいくら貰ってんの?」
「何ですって?」

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「あのボンボン大学生にいくら積まれてんだって聞いての」
「・・!」

「悪いけど、あんたに何言われても何も感じないのよ。私から仲間を引き離しておいて・・・夢叶えさせる気もなかったんだって、知ってんの」
「・・・」

「プライドも捨てた空っぽのあんたに、私の事どうこう言われたくないんだけど」

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「・・・」

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「何のことかしらね・・・」
「そのガキに恨み買われて、まんまとハマって私の人生ハチャメチャになった。天国から見事に地獄へと突き落とされたよ。でもまさか・・・この事務所もだなんて・・・ショックだった」

「ハニーレコードって言ったら、まぁそれなりの会社だと思ってたのにね。たしかに、ちょっとおかしいなって思ってたけど、裏で金の取引があったなんてね・・・」

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「・・・私だってね、拒否はしたわ。でも目の前に大金出されたら断れない。経営悪化して、ウチの事務所からはヒットがまるで出ない現状。もう私も追い込まれてた。このまま会社も潰してしまえば私の生活だって危うい」

「そんなのいい訳にすぎない。最後のプライドもそのガキにもっていかれたアンタはこの先何やったって報われないね」
「・・・分かってるわ」
「っていうか、このことマスコミに流したら一生この街歩けないね?」

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「・・・・・したければするがいいわ。もう私には何も残ってないもの」

なんなのよ。
この全部諦めて放棄してる感じ・・・。

それでも会社のトップ?
そんなんだからダメなんじゃない。
でも、別に私はこの人を長々と説教するつもりもないし、
どうなろうと知ったこっちゃない。
この人に対して、イヤガラセをするつもりもないし、むしろもう関わりたくないって思ってる。


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「私だって分かってた。金を受け取った瞬間に。私はもう終わりだって。まだ夢を追いかけてる若者を陥れるような行為・・・。自分でも許せなかった。報いなら受ける。何してもいいわ」

何?

何でこいつ、反省モードなわけ??
もっと突っかかってくるかと思ってたのに・・・??

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「フザけんなよ」
「・・?」

「そりゃムカつくけど・・・その態度何?そう思ってるんならがむしゃらにやればいいじゃん!私はココ辞めるけど、いい経験させてもらったよ。経営とか・・・そういう難しい事は分からないけど、まだたくさんこの事務所に所属してるアーティストいるんでしょ?」

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「・・・」
「なら、もっと頑張ればいいじゃん。いつも私に言ってた事、自分が出来てない!マジで最悪!!」
「フ・・あなたに説教されるとはね・・・?」

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「もうアンタは私の上司じゃないし。言いたい事言わせてもらう。ハッキリ言ってアンタまじでムカつく。でも・・・アンタには力もある。もう少し粘れば?さっきアンタが私に言ったみたいに」
「・・・・」

「忍耐は甘い実をつける。耐えてる間は苦いけど、最後には甘い実をつけるのよ。努力と忍耐こそが結果を生む。それくらい私だって知ってる。アイドルなんかやりたくなかったから、弱音もたくさん吐いたし逃げ出したかったけど、耐えようと努力はしてた!ならアンタもするべきじゃないの!?」

どうなろうが、関係ない。
この人とはもう関わりたくない。
でも・・・

後味悪すぎ。
思ってた反応と違ってた。
てっきり開き直って、クズみたいないい訳をダラダラ聞かされて
帰されると思ってたんだけど、なんか拍子抜けだった。
このまま、こいつを陥れても良かったけど・・・・
それじゃダメ。
この人も悪いけど、そんな事できない。
私が本当に陥れるべき人間は・・・1人だけだから。


「そうね・・・貰った金は全部返金するわ。もう一度立て直してみるわ・・」
「あっそ。じゃあ」

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「これからどうするつもりなの?」
「別に。元々いたバンドでやっていくわ。もうココには関わらないけど」
「・・・そう。悪かったわね」


意味分からない。
あっさりしすぎで、まだ裏があるんじゃないかと疑う。

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「あ・・あと・・・」
「?」
「マスコミには言わないであげる。でもまた何か私にイヤガラセするようなら覚悟してよね」

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この事務所とはもうお別れ。
私はまた、ただの一般人になった。
それでもいいんだ。
また1から私も出発していく。

アイドルではあったけど、いい経験もできたし
全部が全部悪いことだらけ・・・ってワケでもなかった・・・かな?


あとは・・・カズ。

カズは・・・私を許してくれるだろうか・・・。
とりあえずツインブルックに戻るか。




















数時間後・・・
―ツインブルック―





あれから
まるでお互いを避けるように連絡も途絶えていた。

忙しいというケイちゃん
つい、私も同じように嘘ついて
先延ばしにしてしまう。

伸ばしたところで
何も変わらないのに。
でももう終わりにしなきゃいけないんだ。

だって、もう私は
影の世界から抜け出すって決めたから。

ケイちゃんには幸せになってもらいたいから。

それに・・・





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私だって
きっと幸せはやってくる。

今はただの通過点に過ぎなくて
お互いに甘えてしまってるだけなのよね?






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「サキさん・・・何してるんです?」
「・・・タオ。今日もいい天気だね」

「そうですね。あんまり外にいると焼けてしまいますよ」
「大丈夫。たっぷり日焼け止め塗ったもの」


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たくさん修行をしてきた。
精神面を強くしてきた。
全てはサキさんに意識してもらう為。

男として見てもらいたくて
長い間連絡も途絶えてしまった。

男らしい所をアピールしないと
修行が無意味だ。

なのに
サキさんは元気がないみたい。
僕が早まってあんな事を言ったからだろうか・・・?


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「あなたは僕の全てです・・・あなたを見ていたいんです。困らせたいのではないのですが・・・でも、どうせ諦めるのなら、やるだけやって諦めたいと思いますよ」




僕はやはり重たいんだろうか。
焦る気持ちを抑えていかないと、と思ってはいるけれど
どうしても・・・どうしてもちゃんと伝えておきたい。


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「サキさん・・・重たく感じてしまうかもしれませんが聞いてください」
「・・・?」

「いつまででも僕はあなたを想い続けますよ」

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「タオ・・」
「もう待つだけじゃ嫌ですから。それだけじゃダメなんだって・・・半年前に学びましたから・・・」

「どれだけ嫌がられても、めげません。もう弱々しくて、男らしくない僕じゃないですから。あなたに認めてもらうまで諦めません」
「・・・」

もう、みっともない姿は見せない。
やるだけやる。

ずっと暗闇で過ごしてきたあなたを
太陽の下で堂々と歩いて笑っていて欲しいから。
とても美しいあなたに自信持ってほしいから

僕は諦めません。


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「あ、ありがとう・・なんか・・照れるね」
「すみません・・でもどうしてもちゃんと伝えておきたくて」

「なんか、本当変わったね?すごく堂々としてるっていうか・・・男らしくなった」
「へへっありがとうございます」

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すごく単純だって自分でも思う。

帰国してからのタオは
自分にすごく自信を持っていて
力強い。

元々持っていた優しさと、それに加えて
男らしさを感じる。
そんなタオから
こんなにベタなくらい愛をぶつけられて
私はどうしたらいいのか・・・。

こんなにまっすぐに告白されたことなんて一度もない。
本来なら真っ先に縦に首を振ってもいいのかもしれない。
こんなに愛されて幸せになれないほうが不思議よね・・・。

でも・・

私には解決しなくてはいけない問題がある。
清算しなくてはいけない想いがある。

だから
いつもタオには濁して終わらせてしまう。

「私、買い物しに行くの。そのついでにヤボ用も済ませてくるから・・・今日は遅くなるわね」
「・・・あ・・ハイ。わかりました・・」

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「いってらっしゃい」
「うん、いってくる」


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「・・・・・・」


・・・あなたを捕まえるのは難しい・・・










ピンポーン

マンションのインターホンが鳴って
タオは急いでエントランスへ向かう。

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ガチャ
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「はろー!」
「アツコさん」

「タオ、元気?」
「えぇ、元気ですよ」
「そっかそっか、ここにカズ来てない?」
「いえ・・・来てませんけど、家ではないですか?」



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「家にもいなくてねぇ・・職場にも乗り込んでみたんだけどさぁー、今日は休みだって」
「えぇ、今日は休暇ですねぇ」

「カズと仲直りしたかったんだけどなぁ・・」
「図書館かもしれませんよ?」
ピクリと、アツコが無意識に反応する。

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「・・・図書館かぁ・・・また美女と抱き合ってたらどうしよ・・」
「え?」
「ううん、なんでもない!それよかアンタさぁ・・・残念だったね」
「何がです?」

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「いやもう気持ちの整理がついてるんなら、余計な事も言う必要はないんだけど、アンタの気持ち知ってたからね、まさかこんな事になるとは思ってなかったよ」
「はぁ・・」
「でも幼馴染カップルってさ、いいよね~お互いもう気使う必要もないでしょ?あの2人ならアンタも諦めるしかないもんねぇ」

「幼馴染カップル・・・?」

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「アンタが国に帰ってる間、私も色々あったんだから!話聞いてほしいよまったく!人生ハチャメチャだったんだから!!うちらの中で一番リア充してたのは結局サキさんとケイ君だったんだよ!?あー羨ましい!」

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「・・・」

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「あ!でも地味にマナカちゃんもリア充だったのかな・・?今度聞き出さないと・・!って、アレ・・?タオ?」

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「・・・」

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「・・・・・・・タオ・・・?」







「・・・」









サキさんと・・・・ケイ君がリア充?
そもそも“リア充”とはどういう意味なのか。

でも幼馴染カップルっていう事は・・・・・




え?








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