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sims物語32 「マナカの暴走」

ここはツインブルック市内にあるマナカの勤め先のお店「key」

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マナカは、あのケイの移籍を聞いてから
気持ちが落ち込んでいた。

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本当なら応援していかなきゃいけないのに
心から応援できないでいる。
彼の前で満面の笑顔で
「夢を叶えるために頑張ってね!」
なんて言えない。
気持ちと反している。

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だからって、いきなり告白して「行かないで」
なんて言えない・・・。
言ったら、なんて身勝手な女なんだって思われるかも。
ましてやケイ君についていくなんて・・・

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(言えるわけない・・・)


チリンチリン♪
店のドアが開く鈴の音がすると同時に
「いらっしゃいませー」と店の店員は声を揃えてお客を迎える。

「こんにちわー・・・あ!マナカさん!」
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「!」
「こんにちわ♪」

「・・あ!リンちゃん、いらっしゃい、どうしたの?」

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彼女は市内に住む高校生、田井中リンちゃん
元気いっぱいで、月に数回来店してくれる常連さん

「マナカさん聞いて!今度学校の友達と山に行くんだ!」
「へぇ~いいね、気持よさそう」

「だからね、山に行くときのお洋服買いに来たよ」

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「ありがとう」





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「山に一緒に行く友達の中にね、ずっと好きだった人がいるの!だから気合い入れないと」

「へぇ~それは楽しみねぇ!告白とかしないの?」
「うん・・・もうそろそろしようかなって・・・」

「するの?うわぁかっこいいね」
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「かっこいいですかぁ?」
「うんかっこいいよ。だって告白って勇気がないとできないし」

「うん・・その人と目指す大学違うし、私にはとても受かれない名門大学なの」
「そっかぁ離れちゃうのね」
リンと好きな人との関係を自分と照らし合わせている自分がいた。

もうすぐ離れてしまう彼・・・
リンは離れてしまう前に告白するらしい。
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「ドキドキしっぱなしだよ・・・。でも言わなきゃ後悔するもん」
「そっかぁ・・・じゃ山でも歩きやすい服持って来てみるね。」

高校生の可愛い女の子が告白に挑む姿は
マナカにとって背中を押してくれる存在だ。
やはり告白するべきなのだろうか。

後悔・・・は、したくない。
全部言ってしまいたくて、言ったら私はスッキリするけど
ケイ君は優しいから気にしてしまうかな。
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「これ気に入った!これにするわ!」
「動きやすいし、それでいて女性らしいラインもちゃんと出るからオススメだよ。」
「うん!これで私勝負するわ」

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リンの表情はとても輝いていた。
自信に満ちた顔をしている。
マナカにはそう見えるのだ。
どうしてこの子は、こんなにも輝いていられるのかな。
不安とか彼のこの先の事とか
私が考えすぎなのかな・・・。

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「・・・・ねぇマナカさん?」
「!?」
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「どうしたんですか?さっきからボーっとしちゃって・・・」

「あ、ご・・・ごめん。何でもないの。告白頑張ってね」
「うん、頑張る。」
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「不安とかない?」
「そりゃあるけど、自分の運命は自分で切り開かないと!後悔してウジウジしたくないんだ」
「・・・そっか。強いね、私も頑張らないと!リンちゃんを見習って」

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「マナカさんも好きな人いるの!?」
「ふふ、内緒♪」

「あー!いるんだぁ!へぇ今度ゆっくり聞かせてねマナカさん」
「うん、今度ね」
「あたし塾行かなきゃ!」

ニッコリ笑うとお会計をし始める。

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ウジウジしたくない、か。
たしかに今の私はウジウジしたままだ。
何を悩むことがあるの?
告白して断られるのが怖い
今までの関係が崩れるのが怖い
きっと、そういう不安で一歩足が出ないだけなんだろう。

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「じゃあね!マナカさん」
「ありがとう、また来てね」

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リンは足早に自転車に乗ると爽快に
走って行った。
その後ろ姿を見送り、暗くなった夕暮れの空に小さくため息を吐いた。

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でもこの数時間で考えはプラスに傾いていた。
リンの存在はかなり大きく背中を押してくれたようだ。
このまま何もせず後悔はしたらいけないだろう。











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すっかり夜になり、秋らしい肌寒い風が吹いていた。

町はずれのバー「BAR Sans Soleil(サン・ソレイユ)」
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マナカは仕事帰り、珍しく一人で来店した。
勇気と決断が必要だったためか
お酒で気持ちを固めようと、訪れたのだった。
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そこにはハンナの大学の後輩、山田公平が働いている。

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「こんばんわ」
「いらっしゃいませ」

「私、滝川ハンナさんと同じマンションに住んでます、相沢と言います。ハンナに紹介されて寄ってみたんです」
「そうですか!いや、わざわざ有難うございます!この前も黒田さんが来店してくれまして」

「え?ケイ君も?」
「はい、なのに肝心の先輩は一回も顔出さないなんて・・・学生のときは後輩思いだったのにw」
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「それは仕事が忙しいだけですよきっと」
「あはは、でしょうねw何かおつくりになりましょうか」

「勇気のサワーを」
「かしこまりました」

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「聞いてもいいですか?」
「はい」
「ケイ・・・黒田さんは、何か言ってました?」
ケイの事がちょっと気になったのでさぐりを入れてみた。
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「あぁ、何か悩んでいたみたいですよ?仕事の件で」
「そうですか・・・」

仕事・・・移籍するか悩んでいたんだ・・・。
悩みに悩んで彼は移籍を決めたんだ・・・。
「あの・・・聞いてもいいですか?もう一つだけ」
「何でしょう?」
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「正直にお願いします。例えば・・・自分の夢を叶えるために遠くへ行く決意をした好きな人がいたとして、告白しますか?」
「う~ん・・・難しい質問ですね。僕なら夢を叶える為なら好きな人を引きとめず応援しますかね」

「告白しないんですか!?」
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「もちろん自分だって告白もせず諦めるなんて嫌だし後悔するかもしれませんが・・・」

「でしょ?」
「でも・・・」
 
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「でも・・私自身が夢を叶える為にたくさん努力して今こうやって店を経営できてますし、その好きな人も同じように努力して、たくなん悩んで決意したことなら、自分は身を引きますね。自分の想いを告白した事によって
その人の夢を邪魔してしまうなら、いっそのこと諦めます」




ごもっともな意見だった。
やっぱりそうだよね・・・。分かっていた。
私が邪魔しちゃいけないんだ。
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「勇気のサワーです」
コト・・・・


「・・・・」

ほんの数分前の自分が恥ずかしい。
何、高校生に勇気づけられてるんだろう。
バカみたい・・・

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「あの、相沢さん。これはあくまで僕個人の意見ですから。大切なのは人の意見より、自分の考えですよ。」

「えぇ・・・私も・・・あなたと同意見です」
「そうですか、なら・・・いいんですが」



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その後、何杯もお酒を飲み干した。
数分前の自分を忘れ去ろうと
無理して酒を飲んでいった・・・
何もかも忘れてしまえたらいいのに・・・。










深夜2時


ゴト・・・バタン!

大きな音を立ててドアを閉め、リビングの椅子に腰をかける。
足は千鳥足で、顔も火照っている。
マナカは今までで一番酔っ払っていた。

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「・・・う・・・ウグ・・・」

酔いによって感情が抑えられない。
こんなにも忘れようと酒を飲んでも
考えることは彼のことばかり

なんて情けないんだ
なんてバカな女なんだ

こんなちっぽけな奴が彼の夢の邪魔なんてしていいわけないじゃない
告白したって振られるのが、分かってるくせに・・・!
自分がスッキリしたいがために・・・

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「・・・マナ?一体何の騒ぎ?ドアとかバッタンバッタンうるさいし」

「・・・」
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「!あんた・・・何?泣いてるの?!」
「グス・・・」

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「・・・ハンナ、私・・・ケイ君のこと諦めるよ」

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カタ・・・

「どうして?」
「・・・」

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「泣いてたって分からないでしょ。どうして諦めるの?」


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「ケイ君、半年後に移籍するって・・・」
「移籍って・・・本当なの!?」

「本人から聞いたの。最初・・・うぅ・・告白しようと思ったんだけど・・・
 やっぱり彼の夢の邪魔になっちゃいけないって思って」

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「邪魔だなんて・・」

「ケイ君はアイちゃんの事を吹っ切るために仕事に励んだ。有名選手になる夢のために移籍をたくさん悩んで決意した。新しい気持ちで出発していく彼に、突然告白なんて・・・したら・・・戸惑うし、気持が揺らぐ」

「・・・」

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「彼は優しいから気遣ってしまうし、邪魔してしまう気がして・・・」

「本当にそうかしら?」
「?」
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「ケイは邪魔だなんて思わない。優しいのはたしかだけど、何事も本気で考えて本気でぶつかる人間だもん。マナの気持ちも真剣に本気で考えてくれると思うし、その事が夢の邪魔になるなんて思わないはずよ?」

「そんなの・・・」
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ガタン!
「そんなの分からないよ!ものすごく悩んでたみたいだし・・・!告白しても振られるの目に見えてるし、何でこんなに私が悩んでるんだ!って、本当自分が恥ずかしい・・・」
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「うえ~・・・うぐ・・うぅ・・」

泣きだしてしまうマナカ
相当悩んでいたのだろう
ケイへの片思い歴が長かったから、ここにきて
どうしたらいいのか分からなくなっているのか
自信喪失しているのか
ストレスが溜まってしまているのか

とにかく、怖気づいてしまっている。
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「マ~ナ!泣かないの。とにかくココじゃ話しにくいし、私の部屋いこ?」

「ううう・・・ヒック・・・」


ハンナはマナカの肩を抱きながら自室へ入った。

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しばらくして、マナカは泣きやみ、酔いも冷めてきた。
少し落ち着いたみたいだ。

「・・・ごめん」
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「謝らんでよろしい!マナ、不安になるのは分かるよ?長かったし、移籍の話が急だもんね」
「・・・」

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「でも、自分の気持ち、ちゃんと伝えなきゃだめだよ。彼はちゃんと受け止めてくれる。本気で考えてくれる。もし・・・ダメでも、ケイの事だもん、悪い関係にだってならないし、OKだったとしても、色んな選択肢があるんだよ?」


「・・・」

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「迷惑、じゃないかな・・・」

「あいつが迷惑だなんて思うような人なら、逆に止めるわよ?私が」

「・・・」
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「このまま隠してたって、その気持ちは消えないんでしょう?だったら・・・ぶちまけてやんなさいよ。」

「・・・」

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「・・・」

「もっとゆっくり。人の意見や考えに惑わされないで、ちゃんと考えな?」
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たしかに、相手のこと決め付けて不安にかられて
どうしようもなかった・・・。

ここで諦めても、じゃあ諦められるのかって聞かれたら、違う。
むしろ未練が残る。
後悔ばかりの人生だ。

彼が自分の気持ちなんか知らずに幸せになるのを
影で応援しつつ指くわえて見ていくの?
嫌・・・もう、ウンザリ。
あの生活は、もう嫌、かも。



この片思いは長かった。
そろそろ決着をつけないと・・・いけないよね・・・。
逃げちゃダメなんだ。
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「どう?冷静に考えてみて。」
スクっとハンナが立ち上がって、釣られてマナカも立ち上がる。

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「うん・・・・私も本気で考えた。たしかにケイ君はそんな人じゃないし、私も諦められないくらい長い片思いだもん。あまりにも急な展開で、戸惑って気持ちが揺らいで・・・暴走してたみたい」

「それで?」
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「半年後、行ってしまうまでに・・・きっと決着つけるよ・・・」

「今度こそ本当に大丈夫ね?」
「ん。大丈夫。これが最後のチャンスだもん」
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「そっか。」

「ハンナ・・・今日ごめんね」

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「そっかそっか、良かったなぁ~」
そう言ってハンナはムギュ~っと強く抱きしめた。

「最後、告白頑張るんだぞ~」

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「うん・・・・・ありがと・・・」


外はにわかに明るくなっていた。
マナカの暴走はひとまず落ち着いた清々しい一日の始まり・・・
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| sims物語本編 | コメント(2)

コメント

こんちゃです^^
(>'A`)>ウワァァ!!
なんか読む記事の数間違えちゃったから今回は4つみました(笑)
おじいさんけじめのつもりが元気な孫を見ると生きたい成長過程も見守りたいと思っちゃったようですね(´・ω・`)
でもやっぱりそうなっちゃいますよね><
娘さんは「それとこれとは関係がない」とおっしゃってましたが最後のSSからみて嫌いなハズのお父さんとこと気がかりな顔してましたね
それとコウジくん!!!やばーいwwすごいかっこよかったぞ(*´艸`)
いやぁ~単なるヒッキーではなかったのだね(笑)
今後の行動がきになる~ww

それとサキちゃん!!これはダメな恋愛と分かっていようがでも好きな気持ちはまっすぐでとてもいい子です。
それにしてはサキちゃんの相手は仲睦まじい生活を演じているのか避けようとしてますよね明らか・・・ヽ(`Д´)ノ
あぁやってタイミングをといいつつはぐらかしていくつもりじゃないのか気が気じゃないですry
そしてタオくんもクニくんによって本格的に気持ちを知りつつありますね^^
結果は見えてますがでもこれからってのもあるし経過も楽しみつつ応援しますよww

あとマナちゃんはケイくんの移籍を応援するか気持ちを伝えるかで悩んでるようですね~;;
まぁ優しいマナちゃんだから他人のことまで考えちゃって酒も勢いで飲んじゃったんだね
でもハンナ姉さんのお言葉でマナちゃんも決心ついたようだね^^
がんばれよ~ファイトッッ!!!
いいなぁ~ハンナ姉さんが自分のお姉さんになって欲しい((殴

2013年|03月|01日|15:35 |from Alice| URL

Aliceさん
おじいさん編ですが、最後に一目っていったって、
会ってしまえば欲がでるのは当たり前ですよね。
そこが辛い。
そして娘からのキツイ言葉でおじいさんノックダウンっすねw
でも親は親ですからね。本当に何も感じないわけがないんですよ。
コウジ、頑張ってるでしょ^^
このあたりからコウジが本格的に活躍してくるんですよね~
というか、結構重要になってくるので^^

サキはもう、自分でもどうにも出来ないんでしょう。
感情のコントロールが出来ない程。
愛は時に人を狂わせる。
タオカズは、これからコントみたいくw色々やり始めますが、
笑ってやってくださいww

マナは、本当に臆病で。
でも恋は時に人をとんでもなく臆病にさせる、
と・・・
使いまわしていい事風に言ってみましたがw

2013年|03月|01日|18:08 |from ahiruchanet| URL

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