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sims物語19「2人が選んだ道」

ブリッジポート



trrrrrr・・・・


trrrrrrr・・・



z (2)
鳴り続ける電話。
をれを眺めてる俺。

そろそろ来るとは思っていた相手。

「はい」
『もしもし?』


z (3)
「どうした?」

どうした?
って聞くのもおかしい。
何も知らないフリをしてる自分がおかしい。
『今ブリッジポートにいるの。会えない?』
「今から・・・?」
『話しておかないといけない事がある。でもそれはお互いに、じゃない?』

何を言いたいのは分かっていた。
俺も話しておきたい事があるし、相手の話す内容も大体分かっている。
「あぁ、そうだな。俺今練習が終わったとこだからさ・・」
『じゃそこで待ってて』


彼女は電話を切った。
いつの間にか、ごく自然に一緒になって
その関係が妙にしっくりきていた。
何もかもを忘れる事ができた。
でも・・・

忘れようとしていたはずの誰かが
ここぞと現れて
またはその人への気持ちを思い出して
その関係は一瞬にして崩れていった。

そう・・

所詮その程度で崩れるような
ごまかしの関係だったのかもしれない。

z (5)
「・・・?」
門前に誰かがいるのに気がつく。


z (6)
・・・タオ・・・?




z (8)
「ケイ君・・・」
「ようタオじゃないか!どうしたんだこんな所で」

z (9)
「サキさんと・・・お付き合いしてるというのは・・本当でしょうか」
「・・・!」
「僕の気持ちを知っておきながら・・・あなたは・・・裏切ったんですねケイ君」

「タ、タオ・・」

z (10)
「僕のいない間に、サキさんと・・・」
「タオ、話そうとは思ってたんだ・・・でも、なかなか言い出しずらくて・・」


z (11)
「サキさんを本気で愛してるんですか?」
「・・・」
このタイミングで応えずらい質問だ。

「サキさんを幸せにしたくて、守ってあげたくて、もっともっと強くてたくましい男でありたいと思ったから帰国して修行をしました。自分の手で守ってあげたいです。でも・・・」

「サキさんが、ケイ君といて幸せだって言うのであれば・・・悔しいですが、邪魔するのは間違いな気がします」
「タオ・・!?」
お前って奴は・・俺なんかよりよほど男らしくて強い。
俺はお前にバレるのが怖くて、嘘ばかりついてきたっていうのに。
サキへの気持ちが本気かどうかも
まともに考えもしてないまま付き合ってきたっていうのに・・・。
それだけでも悪い男なのに

お前は結局、自分よりサキの幸せを考えて身を引こうって事か?
そんな事されたら
とうとう俺は最悪の男じゃないか。


「・・・本気じゃないんだ」
「!?」




z (14)
「タオ、お前は俺を嫌いになるだろうな。こんな事言うのは辛い、けど俺も逃げてた。弱い男なんだ」
「・・・」
「本当はもっともっと前から、ずっと前から分かってた。ただ逃げたくて、そしたら隣にたまたまよく知ってるサキがいて・・・俺は彼女を利用してただけだって事」

z (15)
「何で・・そんな事・・・」
「もう綺麗事ばっか並べて嘘ついて・・・嫌な奴にはなりたくない」
これ以上、お前の敵にはなりたくない。
サキの幸せを邪魔したくない。

サキはもっと幸せになれるはずだった。
俺さえいなければ・・・

すげぇ格好悪いよな俺・・・
ちゃんとしないと。
言うべき言葉を、言うべき人に言わないまま
すれ違ってちゃいけない

そのためには、サキとの関係を清算しないくては
お互いの為にはならない。
なんで迷ってたんだろうな・・・

タオを目の前にしたら
その迷いは一瞬に消えた。


z (16)

タオ・・・
お前は本当に凄いよ。
サキのために
そこまで男らしく変われるって
凄い。
それに
俺は知ってる。

そういう男らしくて強くて頼れる男って
サキが惚れる条件だって事。

俺とは真逆なんだよ、タオ・・

「サキとは今日終わりにしようと思ってた・・・」
「ケイ君・・・僕の為にそうするっていうのであれば辞めて下さい!」
「違う、いやそうだけど、違うんだよ」
「・・・?」

z (22)
「違うわよね」

「!」

z (19)
「サキ・・」
「サキさん・・」

「この間のパーティーでマナちゃんは今でもケイちゃんを愛してるって知った。ケイちゃんもそう。私はこのまま邪魔していたらいけないから、お別れするつもりで今日はココへ来たの」
「サキ・・」

z (21)
「タオ?来てたんだ」
「サキさん・・あの・・」
「ごめん、大事な話があるから、待ってて?」
「あ・・・・・はい」

z (26)
「ケイちゃんの事は好きだけど、愛してない。それはケイちゃんも同じはず。私にはもっと私にふさわしい人がきっといる。ケイちゃんはマナちゃんを守ってあげてほしいの。彼女を救えるのはあなただけだから」
「・・・」

z (24)
「なかなか今の状況から抜け出せなかったのは、これまでにない程に居心地が良かったから・・・だな」
「私たちは家族だもん、居心地がいいのは当たり前。でも、私たちは結ばれる運命じゃなかった」
「気を使わないサキと、たまたま同じタイミングで傷心してて、その傷を舐めあいたかっただけ」
「もう十分舐めあった。もうお互い前に進むべきよね・・・目を背けてた事から逃げないで」

お互いにもう
終わりを告げていた。



z (28)
「楽しかった、ケイちゃん。ありがとう」
切なくて、淡い恋心を抱いていたけれど
私はこれでよかったと思ってる。

正直、私だけを見て欲しいと願った。
・・・愛してた。
でも心の中でそれを伝える。
あなたに直接言う必要はない。

もう私も前を見る。
あなたが大事だからこそ、この道を選んだ。

z (27)
「あぁ・・・俺も楽しかったよ」
サキの決意の固さが伝わってくる。
周りの人は皆たくましくて強い。
俺はいつもちっぽけだ。

タオを見習って
もっと自分の気持ちを信じて
自信を持つんだ。

そして
ずっと避けてた事から立ち向かおう。
勝負しよう。
しなくてはいけないんだ。
この勝負は勝ちを取らないといけない試合だ。

















Screenshot-27_20141127162604f4c.jpg
特に会話もしないまま駅へと向かう。
僕は何しに来たのだろう。

ショックはすごく大きかったし
嫉妬で文句も言いたかったけれど・・・

それは違うかもって思った。
だって、僕じゃなくてケイ君なら
サキさんは幸せなんじゃないかって
そう本気で思ったから。

2人の間には強い絆があって
入り込めない気がしたから。

でも
別れる道を選んだ2人は
僕の知らないとこで
たくさんたくさん悩んだ結果だ。

サキさんは言った。
“私にはもっと私にふさわしい人がきっといる”
その相手が僕であると思ってもらえるように

僕がサキさんを守っていこう。
愛し続けよう。

Screenshot-28_20141127162603077.jpg
「タオ・・・なんでココにいたの?」
「・・・あの・・・サキさんとケイ君の関係を聞いて・・飛んできました」
「ケイ君に何を言ったの?」

「・・・・・・。すみません・・・サキさんを本気で愛してるのかって・・聞きました」
「そっか」
それ以降、何も言わずに沈黙があって
また余計な事をしてしまって怒ってるかな、と心配したが
サキは、小さい声でこう言った。

「ありがとう」

Screenshot-29_20141127162604009.jpg
「え・・!?」
「前にもこうやって、2人で並んで歩いたね」
「・・・」


Screenshot-77_20120308001309_B_B.png

妻子のいる男性と別れた後も
こうやって歩いた。

Screenshot-30_201411271626054c8.jpg
あの時も僕はただ・・・ただ必死で
サキさんを何とか守ってあげたくて
格好いいセリフも吐けないままで終わったけれど
今もあの時と同じで
とても格好悪いや・・・。








zz (1)




zz (3)
バタン・・

誰もいない部屋。
窓の外から車のエンジン音だけがやけに聞こえる。

当たり前ではあるが
この部屋にはケイ1人だ。

やたら
切なくて
寂しく感じるのは何故だろうか。

zz (12)
彼女との日々は
それなりに楽しかった。

これまでに自分に投げかけられた問題に
今までは弱い自分の優柔不断な答えばかりだったけど、
ハッキリと言える、これで良かったんだ。


揺るがない答えが今はちゃんとある。

俺は勝負するって決めた。
マナちゃんの気持ち・・・ちゃんと分かったから。
ずっと逃げてた俺だから
今度こそ俺が救ってやりたい。

zz (13)

それが、答えだ・・・







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