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sims物語20「動き出す計画」

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ツインブルック


夏の暑い日が続く









平和そうに見えるこのツインブルックにも
数々の卑劣な事件や、珍事件が起こる。

そのほぼ全ての情報を取材し、報道するツインブルック社本部

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「ねぇ、草津君、ちょっといいかしら?」
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「はい?」
草津は記事作成の作業をとめずに、顔も見ないうちに返事をする。
「お願いがあるのよ」
その言葉にやっと手を止めて顔を見る。

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「お願い?なんです?」
「あなたが担当するセトラについてのコラムなんだけど」
「はぁ」

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「この写真を使ってほしいのよ」
「は?なんでです?」
「せっかく撮ってきたしほら!写りがいいじゃない」
「・・・」

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「・・・なんか他の目的があるんでしょ?」
「・・・」
「あるんなら、ちゃんと説明してくれないと載せませんよ」
冷たく言い放たれて仕方なく重い口を開く

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「・・・大事な人がセトラにいて、あ、今はいないんだけど・・・。その彼が」
「彼?」
言い終わる前に“彼”に引っかかる。

「・・・なによ」
「彼氏ですか」
「違うけど、私にとっては大事な人よ」
「で、何ですか?」

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「その彼が見てくれたら私が探してるって分かるかもしれないって・・ただそういうのがあって」
「ふーん」

「ま、ダメならいいのよ、悪いわね仕事の邪魔して」
「じゃ滝川さんが作ったら?」
「え?」



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「そのコラム、滝川さんに譲りますよ、譲るんだからちゃんと捕まえてくださいね」
「・・・いいの?」
「えぇ、別にいいですよ、俺他にも仕事溜まってるし丁度いいです」

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「あ、ありがとう」
「彼氏によろしく」

草津は愛想のない感じにまたキーボードに手を伸ばし、
仕事を再開する。


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何てありがたいんだろう。
こんな事したって、サトシがこのコラム読む可能性だって0に近い。
でも、1パーセントの可能性でもいい。
私が求めてるって事、知ってほしい。
気付いて欲しい。
「あ、先輩、おかえりなさい」
「アルト君、ただいま」

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私は絶対に捕まえる。
あなたに会いにいく。
今やらなければきっと後悔する。
何かあった後じゃ遅いから・・・。

















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「カズ、会ってくれてありがとう」
そう言いながら、イスに座る。

最後に会ったのはいつだろう?

知らない女性と歩いてるのを目撃したのが最後だ。
あの女性は結局、私を勘違いさせるための仕掛け人だったというのが分かった。

カズには、まだ謝ってもいない。

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「カズ・・・あのね、ちゃんと謝りたいの。今までの何もかもを」
「・・・」
「私って、熱くなると暴走してしまうでしょ?それで・・・何ていうか、私はどんな逆境にも負けないんだって突っ走ってった。むしろその時はそうやっていかなきゃ生き残っていけなかったし私らしさを保てなかった!」
「・・・」

何も言わずに聞いてる。
私の言葉を静かに聞くカズが怖くて仕方なかった。

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「結局、どれも全部空回っちゃって・・・。何で私ばかりこんな不幸なの?って僻んじゃって・・・そしたら何もかもが嫌になって、カズも私を見捨てるんだって思い込んで・・・」
「でも、ある日ね・・・私がただ暴走しただけだったって気がついたの・・・。冷静になってやっと、自分がどれだけ周りの人間に迷惑をかけてたか分かった。カズ、あなたが特に。私が心から謝りたいのはカズだよ」
「・・・」

「夢、追いかける。そう決めたのに・・・私にはその覚悟がなかった。犠牲は付き物だって言ってたくせにカズは手放したくなかった。仲間は手放したくせにね。私って本当に・・・最低・・・」

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「・・・・・・アツコは暴走するのが悪いとこだけど、そうやってちゃんとしっかり謝って反省するとこはすごくいいとこだと思うよ」
「・・・最後に会った時も、勘違いしちゃって・・・ひどいことした・・」
「そうだね」

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「私、事務所辞めてきた」
「・・・は?なんで!?夢諦めたのか!?」

「ううん、諦めてない。別の事務所を探す。前組んでたバンドに戻ったの」

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「頼み込むことはできなかったのかよ?」
「できない。私が嫌なの・・・あのバンドでやっていくには、そうしなきゃいけなかったから」
「・・・」

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「でも、今回はデビューっていうより、HWFで活動できればなんでもいいって思ってるんだ。何もデビューはしなくてもいいんだって気がついた」
「本当に?強がってるんじゃないのか?」
「ううん、HWFの4人で音楽をやっていくってのが大事だって分かったの。だから、事務所はいいんだ。二の次だよ」

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「なんで急にそこまで冷静になれたんだ?」
「え?」
「あんなにがむしゃらに暴走してた人間がここまで冷静になるんだから、何かキッカケがあったんだろ?」

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「・・・・」
言いたくない。“アイツ”の話をするなら、アレもしなきゃいけなくなる・・
もしかしたら軽蔑されるかもしれない・・・復讐計画を知れば止められるし、呆れるかもしれない。

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ガタッ・・
「何もない。とにかく、ただ謝りたかったの・・・それだけだよ」
と言いながら席を立ち、帰り支度を始める。
「おい・・・?」
「じゃ私そろそろ・・」

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「何か隠してるだろ?」
「・・・」
カズはこういうのにすごく鋭く、あっという間にバレてしまう。
でもバレるわけにはいかない。
私は・・・やるんだ。
だって、このまま泣き寝入りはしない!それが私だから。
今はこのまま距離を置いた関係でいい。それだけでいいの。
あの計画がうまくいけば私は晴れてスッキリしてカズの元に戻れる。


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「何企んでるのか知らないけど・・・、バカな真似はすんなよ?」
「・・・」

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「・・・何言ってんのよカズ!これからバンド練習があるんだよー!予約入れてるから遅刻厳禁なの!」
「・・・ふーん」
「じゃまた連絡するね!ありがとっ!バーイ♫」

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「またせた」
「・・・」

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「久しぶり・・・」
「おう」

「・・・」
「何かあったのか?」
「いや?何でもない、で?何かわかった?」
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「分かったぜ。名前は藤堂カツナリ。私立大学イートン大に在学で、どうやら親がすげけ資産家で、ここじゃない別の国に住んでるみてぇだ。だから親の金ですき放題できるってわけだな」
「イートン大!?すっごく金持ち大学じゃん!」
「そんなにヤベェとこか?」


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「やばいやばい!とてつもなく厳しくて、頭も良くて成績優秀の人ばかりで、学費もとんでもない額だから、超チョー金持ちしか入学が許されない大学だよ!」
「なるほど。だから誰に聞いてもアイツは優等生でいい子ちゃんって印象だったのか」
「いい子ちゃん?」

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「学校にもバレないようにしてるって事はつまり、親にもバレたくねぇって事だ」
「そうだね。バラしてやろうか」
「バレたら学校は退学、親も出てきて国に返されちまうだろうな」
「それでいこう」
「でもただバラすだけじゃダメだ」
「なんでよ?」



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「そういう家柄ってのは、世間の印象を気にするもんなんだよ。親がもみ消していくだろうな。だから、もみ消されないようにバラすのが効果的だと思う」
「へぇ~・・さすがだねぇ、どうやってバラす?」
「・・・」
コウジはそこまで言って躊躇する。
どうしても過去のトラウマを蘇らせてしまうのではないかと心配したからだ。
「・・・今更、躊躇しないで」
「お前の嫌なトラウマを増やしちまう気がする。やっぱやめよう」



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「ダメだよ!私の半年を挽回するためにやるんだよ!コウジが今降りたって私1人でやるからね!?」
「・・・わかったよ。金曜の仮面パーティーにまた潜れリ込む」
「また?」

「それには結構頻繁に顔出してるみてぇだ。そこで奴は多分・・・・麻薬に手を出してる」
「は?」
「パーティーから出てきた奴は完全にイッてたからな。多分間違いねぇよ」


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「やってる証拠を掴むってこと?」
「あぁ、俺が潜り込んでビデオで撮影する」
「もし、やってなかったら・・・?」
「何とかするよ、とにかく、証拠を掴むんだ。それを学校と親に送りつけてやる。念の為にその市の記者にも送りつけてやれば問題になるだろう」
「記者が記事にするかな・・・?」
「するだろう。その市一番の名門大だぜ?」
「なるほど・・・取り合ってくれなくても最悪、ハンナさんに頼み込んでみるか・・・」
「・・・」

アツコは真剣な表情で考え込む。

それを見つめながらコウジは不安しかなかった。
それでアツコが満足するのだろうか。
また暴走してるだけなのでは・・・?
またあのような事が起きたら・・・

しかし、アツコは言いだしたら聞かない上に
たしかにこの半年は一方的に苦痛を味わっていた。
その怒りをぶつけるには、復讐しかない。アツコらしいっちゃアツコらしいが・・・。

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