スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

| スポンサー広告

sims物語61 「忘れないでいいよ」

時刻は9時
カズ、サキがバーに到着している丁度その頃
マナカは町で偶然再会した矢田マサトと食事をしていた。


Screenshot-52_20120912180240.jpg
「そういえば、矢田君って仕事は何してるの?」
「あぁ、僕はただのサラリーマン。出張でこっちに来てるだけで、普段は隣町だよ」

「ふーん・・・どれくらいいるの?」
「ほんの2~3日さ。上司にコキ使われまくりだよ」
Screenshot-54_20120912180239.jpg
「へぇ~大変だね」
「マナちゃんこそ、何してる?」

「私はスタイリスト。見習いだけどね。私もコキ使われてるんだ」
「お互い辛いね」
Screenshot-57_20120912180237.jpg
「・・・ねぇ、矢田くんさ、今彼女いる?」
「え?いないよ、なかなか出会わなくてね、仕事も男ばっかりだし、いてもお局くらいだ」

「あはは!そっかぁ」
「・・・」

矢田はしばらく考え込むようにしたを向いていた。
その様子を見て、まずい事聞いちゃったかな?と不安になった。
Screenshot-53_20120912180239.jpg
「・・・ねぇ、ごめんね?なんか行いけない事言った?」
「・・・え?いやいや!!ごめんごめん!」

「どうしたの?悩みなら聞いてあげるよ!」
「・・・」
Screenshot-55_20120912180238.jpg
「なんか・・・久しぶりに会ったら気持ちって戻っちゃうんだなって・・・」
「?どういう事?」

「卒業式前日に俺、告ったろ?で、フラれて・・・しばらくは忘れられなかったんだ」
「矢田君・・・」
Screenshot-56_20120912180238.jpg
「でも、それも1ヶ月くらい経つと気持ちは落ち着いてきて、仕事始まったらあっという間に忘れちゃった」
マナカは真剣に聞いていた。
彼が真剣な表情で話しているから。私への想いについて。

「人間はすぐ新しい記憶を入れたがるからかな?でも、マナちゃんに再会した途端、あの時の気持ちとか・・・空気っていうのかな・・・全部復活しちゃって・・・ハハッ困ってるんだ」
「あ・・ありがとう、そんな風に思ってくれて」

Screenshot-57_20120912182100.jpg
「アハハ!ごめん俺、未練たらしいな?」
「そんな事ないよ!すごく嬉しい!」

Screenshot-58_20120912182100.jpg
「また忘れなきゃいけないな・・・」
「・・・」


しばらく沈黙したまま目を合わせていた。
マナカはどう答えていいか分からなかった。
困っているわけではなく、彼の一途な気持ちに答える切り出し方を・・・

Screenshot-59_20120912182059.jpg
「さて、そろそろ俺は戻るよ。まだまとめなきゃいけない資料もあるし」
「う、うん・・」

「今日は本当に楽しかった。会えてよかったよマナちゃん」
「あたしも・・」
Screenshot-60_20120912182058.jpg
「家まで送るよ」
「矢田君、忘れないでいいよ」

「え?」
「・・・」
マナはこれから言う言葉を出すには勇気が必要だった。
矢田の事は本当に素敵だと思うし、一途に想ってくれてる大切な人。
そこに惹かれるものもあった。
でも、まだ心には“彼”の存在も大きい。

その“彼”を“過去の人”にするための言葉だった・・・。
Screenshot-61_20120912182058.jpg
「矢田君・・・私を忘れなくていい。あなたさえ良ければ、その・・・これからも会ってくれないかな?」
「マナちゃん・・・本当に?本当にいいの?」

「うん、あの日、あなたを何故断ってしまったんだろうって後悔してた。もう一度チャンスくれない?」
「もちろん。何度でも」
Screenshot-62_20120912182057.jpg
「ありがとう」
「とりあえず今夜は遅いからまた明日電話するよ。タクシー拾ってくる」

「お願い」
Screenshot-64_20120912183104.jpg
これでいいんだ。
失恋のショックを受けてる場合じゃない。
“彼”を私の心から追い出すには、これしかないから。
そして、新しい気持ちで、笑顔で見送るんだ。








時間は過ぎて行き朝方4時頃・・・
まだ空は暗く、肌に刺すような北風が吹いていた。

Screenshot-105_20120912183637.jpg
コチ・・・コチ・・・コチ・・・コチ・・・
時計の針の音しか聞こえない部屋でタオは寝ていた。
まぶたの奥の瞳はクリクリと動いていて、
何か恐ろしい夢でも見ているかのようだ。
うなされながら首を左右に小さく振ると
身体が固まったかのように力み始める・・・

ガバッ
Screenshot-106_20120912183636.jpg
「・・・・・!!!!」
飛び起きたタオは、しばらくの間、壁とにらめっこをしていた。
コチ・・・コチ・・・
時計の針がやたら大きく聞こえる。

Screenshot-108_20120912183635.jpg
(ココ・・・ドコ・・・?)
Screenshot-107_20120912183636.jpg
(ナゼ・・・ハダカ・・・?)
見覚えのない部屋、いつもはパジャマで寝るのに、自分は裸。寝る前の記憶が完全に飛んでいる。
覚えているのは、見知らぬ女性とバーに行ったとこまでだ。

Screenshot-109_20120912183635.jpg
「・・・おはよ♪」
「!!??」
ビックリして身体がビクっと少し飛び跳ねた。
心臓が口から出てきそうな程、驚いた。

Screenshot-110_20120912183634.jpg
「うふふ、そんな驚いた?」
「あ、あ、あ、あ、あなたは・・・・・」

「私?リリコ。覚えてるでしょ?」
「泣いてた人・・・」

そうよ。と言って小さくあくびをした。
Screenshot-111_20120912184721.jpg
「な、なぜ裸ですか??」
「私が脱いだから♪だって人肌って服ごしより生肌がいいもんね?」

「アワワワワワ・・・・」

Screenshot-115_20120912184720.jpg
「あと、あんたのは私が脱・が・せ・た・の♪ゆっくりジラしてね?」
「・・・・・!!!???」

Screenshot-116_20120912184720.jpg
タオのショックは大きかった。
おそらく彼女の予想以上にショッキングだっただろう。
タオは急いで自分の服を取って部屋から走って出た。
Screenshot-117_20120912184719.jpg
(フフ、なーんか可愛い)
Screenshot-118_20120912184719.jpg
しばらくして、服を着たタオは警戒しながらリリコの所へ戻ってくる。
「なぁに?服着ちゃったの?暖房付いてるから寒くないでしょ?」

「あの・・あの・・・あの・・・」
タオは上手く言葉が出ない
Screenshot-119_20120912184718.jpg
「あなたはどうして・・・こんなこと・・」
「どうしてって、優しくしてくれたお礼♪」

「それがお礼ですかぁ!?」

Screenshot-120_20120912185611.jpg
「そうよ?都会じゃ常識」
タオは開いた口がふさがらないでいる・・・。
都会じゃ、こんな事が頻繁に起こるなんて・・・聞いた事がない!
カルチャーショックを受けている
Screenshot-121_20120912185610.jpg
「ねぇ、昨夜は酔ってて何もできなかったし、せっかくだから…楽しまない?」
Screenshot-124_20120912185609.jpg
自慢の美乳を突き出して誘惑し始めるリリコ。
タオもその胸を見て一瞬固まり、おもわず悲鳴を上げてしまった。
「ヒィィィィ!!」

「ちょっと!ヒィィ!って何よぉ!私が襲ってるみたいじゃない!」
Screenshot-122_20120912185610.jpg
「僕・・・僕、あなたとは嫌です!」
「嫌って事ないでしょ?誰か介抱してあげたと思ってんの?」

「おおおお酒飲めないのに飲ませましたよ!あなた」
Screenshot-124_20120912185609.jpg
Screenshot-125_20120912185608.jpg
「・・・・」
Screenshot-126_20120912190416.jpg
「ほぉらぁ♪」
「あああああああの!あの!」

「なぁに?」
Screenshot-127_20120912190415.jpg
「ごめんなさーい!!!」
タオはパニックになり、必死で走って逃げて行った。
リリコは、怒るわけでもなく冷静に見送った後
電話をかける。

prrrrrrr・・・・・
prrrrrrr・・・・・

prrrrガチャ
Screenshot-128_20120912190414.jpg
「もしもし?彼は帰ったわよ。ゲームは失敗。」
『失敗か。お前も失敗するんだな』

「あの子は特別よ、なんかすっごいピュアっていうか・・・誰を送り込んでも無理そう。でももう少し時間くれたら勝つかも」
『いや、もういい。あいつは純粋だからな・・・サンキュ』
Screenshot-130_20120912190414.jpg
「えーもう終わりなの?つまんなーい」
『悪いけど、これでいいんだ。それ以上の事をするつもりないから』

「これじゃ私連勝じゃなくなる!」
『お前のカップルキラーっていう裏の名前は今回で終わりだな!ははは』
Screenshot-129_20120912190415.jpg
「笑い事じゃないっつーの!」
『じゃご苦労さん!おやすみー』


「え?ちょっとー!カズ!」
ツー・・・ツー・・・ツー・・・
リリコは何組ものカップルの男を寝取り
ゴミのように捨てていくクレイジーなゲームをしている遊び人だった。

彼女はふてくされながら、また布団をかぶった。










朝6時
小鳥のさえずりが朝を告げる。
しかし、突然誰かの部屋から電話の音が鳴り響く。

何度も、何度も。
prrrrr・・・・
prrrrr・・・・

prrrrr・・・・
prrrrr・・・・


prrrrr・・・・
prrrrr・・・・


Screenshot-133_20120912191857.jpg
やっとのことで起き、チッと舌打ちをする。
ブルブルと震えながら暖房を付け、電話を取るコウジ。

Screenshot-135_20120912191856.jpg
「はい・・・あぁ、何か見つかったのか?」
『こんな早くに申し訳ございません。ただ昨夜調査してた際、有力な情報が入ったので朝一でご報告しようかと』

Screenshot-136_20120912191856.jpg
「なんだ?」
『はい、昨夜聞いた話だと似た顔を見かけた事があると証言する男がいまして・・・』

「どこにいる!?」
『それが・・・顔は似てる気がするが、名前は一致していないから分からないと。その男の記憶も曖昧でして・・』
Screenshot-137_20120912191855.jpg
「いや、あり得る。名前を変えて生活もしてるだろう。どこで会ったんだ?」
『サンセットバレーの居酒屋で会ったそうですが、そこには出張で来てると言っていたそうですね。それ以外は不明だそうです。・・・最近になって情報が入るようになったのはなぜでしょう?』

「さぁ・・・雲隠れを辞めたのかもしれねぇ。引き続き頼む」

Screenshot-138_20120912191855.jpg
コウジはため息をつく。
その息が窓にかかり、白くなった。

明るくなった空を眺めて
考えたくない自分の過去を思い出した。
彼の中で、憎しみだけが込み上げたのだった・・・。


スポンサーサイト
web拍手 by FC2

| sims物語本編 | コメント(8)

コメント

ahiruchanetさん、こんばんは!
失恋して辛いとき優しい誰かに頼りたくなっちゃう気持ち、わかります~><
でもマナちゃんにはケイ君と結ばれて欲しいなあ・・・。

純粋なタオ君とたぶらかすリリコ。。。
まさに悪女ですな( ゚Д゚)
リリコの胸見ちゃってピュアな反応をするタオ君が可愛かったですw

いつも続きが気になります~!
次の更新も楽しみにしてます☆

2012年|09月|12日|22:06 |from Loveflower888| URL

こんばんはー!お邪魔いたします(*´∀`)
マナちゃんの気持ち、解ります…!けど私としてはケイ君とハッピーエンドになって欲しい…(´;ω;`)
どうなっちゃうのー!

そしてタオ君が可愛いw
いや、タオ君としてはかなりパニックなんでしょうけど…!
カズ君とタオ君が和解する日は来るのかなぁ…

そして久々のコウジさんー!待ってましたー!
ようやく手がかりがつかめそうですね…!
色々と動きがあって、次回も楽しみです(*´Д`*)
ではでは、またお邪魔いたしますー!

2012年|09月|12日|23:43 |from lira| URL 【編集】

Re: タイトルなし

LoveFlower888さん
こんちわー!
ケイを無理矢理忘れようとしてるマナカは何だか見ていて苦しいですし、辛いですね。彼女なりに吹っ切れる為にやっている事。たしかに矢田君はいい人ですが、本当に彼でいいんでしょうかねぇ。

タオ・・・w一瞬胸ガン見しましたが、逃げて正解ですw
タオには強烈過ぎた出来事でしょうね・・・。

コメントありがとうございます!!

2012年|09月|13日|11:33 |from ahiruchanet| URL

Re: タイトルなし

liraさん
こんにちわ。
今、マナはもがいてるんでしょう。彼を過去の人にして、
引きずらず、見送る為に。でも、本当にいいんかぁー!?って感じですねw

カズとタオですが、カズと和解する時、それは、恋が決着する時ですかね?それとも、この溝は埋まらないかな?
でもタオはそれどころじゃなさそうww大パニックでしょうねww純粋だから。

コウジ久々登場ですが、彼は何やら探してる人がいたようですね。電話相手は・・・探偵でしょうか?
まだ謎にしてますが、検討はつきますよね。彼の物語は、そう少しで明らかになりますよ^^

コエmントありがとうございます!

2012年|09月|13日|11:37 |from ahiruchanet| URL

私のコウジ君、きたー!(笑)
と、いきなりすみません。
コウジ君過去編、すごい楽しみなんですが!

しかしマナちゃん、本当にいいの?!
矢田君、絶対いい人そうなのに
「やめてー!はいらないでー!」と非常にハラハラします。
とはいえ三角関係にちょっと期待しちゃう私www

2012年|09月|15日|21:41 |from りぐのえる| URL

りぐのえるさん
あなたの!皆の1コウジ君ですよー!www
そろそろコウジの過去編も脚が出かかってきてます。
濃い内容が明らかになるのは、もうちょい先だと思いますが。待ってて下さいw

マナも、葛藤してるんですねー。
本当の気持ちは・・・矢田君ではないとは思うんですけど。ただ、これでケイがどう思うか、どう行動するかによるんですよね。三角関係・・・あぁたしかに三角関係・・・!w

コメントありがとうございまーす!

2012年|09月|15日|22:35 |from ahiruchanet| URL

こんにちわ~♪

先日は久しぶりのアップなのに、すぐにコメントをくれて、ありがとうございました!!
こちらの方へも、ほんっと!ご無沙汰でしたm(_ _)m
これに懲りず、これからもどうか仲良くして下さいましね…(TT)

物語を一気に見させて頂きました♪
そして思ったのは、恋の恨みは恐ろしい!!!!と言う事です。
タオ君とカズ君のバトルは、
まさに目には目を、歯には歯を。と言う感じですね(笑)
前回の美術館でのデートで、タオ君が一歩リードしたと思ったのですが、
しかし今回の出来事で、また一歩カズ君がリードしてしまいましたね。
タオ君、酔ってサキしゃーんって言ってる場合じゃないよ(笑)

でも一番肝心なのはサキちゃんの気持ちですよね。
彼女はなにげに鈍感(?)のような気がする(笑)
さてこのバトル、誰が勝者になるのかな?
私としてはタオ君に勝ち取って欲しい!と思っています!タオ君、頑張れ~~♪

そしてマナカちゃんなんですが……つらいな~…。
恋を忘れるのは新しい恋をするのが一番。よくそう言いますもんね。
私はそれはほんとだと思うし、それを実行するマナカちゃんの気持ち、よく分かります。
だけどマナカちゃんの場合、うまく行くかな…。
そう簡単に忘れられないような気がするんですよ。
だってずっと思って来た相手だし…。
一番怖いのは、彼を忘れられなくて、矢田君を傷つける事ですよね。
もちろん、傷つけたくてやってる訳じゃないけれど、結果、そうなってしまったとしたら…。

くぅぅぅぅぅ~~
でもこういうのって青春って感じがしますね~
物語を見てると、忘れていた感情を思い出します。
私もそういえば失恋して、違う相手に温もりを求めた事もあったな~~と(笑)
ああ~懐かしい~ww

最近、違うゲームにハマっていましたが、少しずつシムズに戻りはじめました(苦笑)
シーズンも出ますしね~♪本当に楽しみですね♪
早く11月になって~~~と、毎日指折り数えています(笑)

2012年|09月|19日|16:59 |from まことん| URL

まことんさん
こんばんわっ!おおw来ていただきて嬉しいですよ!
まことんさんの物語は本当に好きです。適度に笑いがあって、でも切なくて、そんな主人公達はアホな子だったりでwwこれからも読み続けるんで安心して下さい♪

さて・・・あの4人のバトルですが、本当にしょうもないバトルを展開中ですよw
タオもあんな事する子じゃなかったのに。アツコめ!wカズが今のところ1歩リードしてますね。
カズは今や完全に悪者になってしまいましたw
私は悪い奴にしたつもりはないんですが、皆さまのタオ愛が強いせいでしょうねwww
サキはものすごく想像以上に鈍感なんだと思います。そんな彼女に振り回される2人は笑えますねぇ。

マナは今、すごく戦ってるんです。
葛藤です。
でも、それはやはりケイの為、なんですよね~
そんな簡単に忘れられる程度の恋だったのか?いや、違うでしょう。
青春ですねぇ・・・。うらやまっ!

シーズン楽しみすぎますね~導入したら思う存分シーズン楽しみましょうね。

コメント有難うございました。

2012年|09月|19日|22:01 |from ahiruchanet| URL

非公開コメント

トラックバック

http://ahiruchanet.blog.fc2.com/tb.php/75-b88452a2

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。